Wednesday, August 01, 2007

低コレステロール値が発病を増す疾患・・37

 高齢者と血中コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値、及び、BMIのまとめ・・その11

 ・・・HDL-コレステロール値の基準値・・4・・高値を示す疾患

 前回までに、HDL-コレステロール値(HDL-C)では、男性では、その高値と低値のいづれにあっても、死亡率の増加が認められています。

 一方、女性では、HDL-Cの高値によって、その死亡率の増加は認められず、低値が問題となります。

 HDLーCについては、高値はあまり問題となっていませんが、男性では、死亡率の増加となりますから、その可能性のある条件を学んでおきます

 今回、HDL-Cが高値を示す可能性のある疾患についてを話題とします。

 HDL-Cが高値となる疾患には、原発性と続発性がります。


 ・ 原発性については、特殊な遺伝性や代謝性の異常に伴なうことから、その確定に、専門的な診断・治療機関での対応が必要となりますので、ここでは、省略とします。

 HDL-C高値で、脂質の代謝異常が、早くから認められる人では、専門的な診断を受けることです

角膜混濁などの場合、検討が必要です


 ・ 続発性の疾患を取り上げます。

  男性では、HDL-C値が、90mg/dl以上では、死亡率の増加となりますから、注意が必要です。

  続発性の高HDL-Cとして、まず、警戒すべきは、アルコールの影響です。

  飲酒、取り分け、長期的な大量の飲酒の習慣のある人は、要注意となります。

  肝障害や胆汁性肝硬変などの障害が、問題となります。


  次に、薬剤摂取によって誘発されるますから、以下のような薬に注意です。

   ・ステロイドホルモン剤、女性ホルモンのエストロゲンなど


   以上、特に、男性では、HDL-C高値が認められる場合には、検討が必要となります

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬と心血管死亡・・海外の成績・・4」です)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・男性ホルモン・・7」です)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・14』です)



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