「健康力」の常識は変わっている・・3
・・メタボリックシンドロームの概念、キーとなる診断基準は変わっている; 耐糖能異常・・>肥満・・>酸化ストレス・慢性炎症へ・・1
メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)の概念は変わり続けているのです。
始めは、インスリン抵抗性・耐糖能異常に注目した動脈硬化性疾患の危険因子となるとの概念でした。
続いたのが、耐糖能異常の誘引となる原因を追究する研究によって、より上流となる誘引が肥満、内臓脂肪細胞・組織の肥大・蓄積にあると判ってきました。
更に、脂肪細胞・組織が、サイトカインのアディポカイン(アディポサイトカイン)分泌異常を起こすことによる、動脈硬化性病変を誘発、促進することが、明らかとなったのです。
そのアディポカイン(アディポサイトカイン)の分泌異常は、酸化ストレスを誘発、促進して、慢性炎症を、脂肪細胞・組織のみならず、動脈血管内皮に誘発することが、動脈硬化性疾患の病変発現の過程にキーとの解明となってきました。
酸化ストレス・慢性炎症の持続によって、脂肪細胞・組織、及び、血管の構造破壊が起り、リモデリンが起ってしまうことが、動脈硬化性疾患だと明らかとなってきたのです。
以上より、メタボリックシンドロームは、耐糖脳異常に始まり、肥満に注目が移り、今や、酸化ストレス・慢性炎症へと、その中心は変転してるのです。
動脈硬化性疾患は、耐糖脳異常、肥満を伴わなくとも発生することを考慮すれば、高コレステロール血症、LDL-コレステロール症の場合と同様に、動脈硬化性疾患誘発の統合した原因機序を解明した理解をしたことにつながりません。
歴史的名言、巨ゾウの体の一部分に触れているとなります。
今後、動脈硬化性疾患は、酸化ストレス・慢性炎症中心が移って解明が進むことになります。
そのパラメータとして、高感度CRPに注目が集まり、それに変わる酸化ストレス・慢性炎症を示す指標が探求されること、間違いなしの状況です。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・6・・「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の血管病変の基・・6・・メタボリックシンドロームによる血管病変は、中胚葉性由来の細胞、器官が主役となる』 を話題としています)
(楽天、ミクシイでは、『「脳力」は「素肌美力」、「抗加齢力」に通ず・・16・・我が国は、戦後、動物性脂質、タンパク質摂取量が増してから、心疾患、脳血管性疾患の死亡率は減少を続けている・・13・・健康生き生き選択の人類史・・人間の条件; 直立二足歩行と創造性のある知恵』 を話題としています)
(はてな日記では、 『おたぴー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・35・・おたぴー茶の湯は、日本のグローカル文化; ハイカルチャー、ポップ、キッチュ、サブラルチャー界を紛らかす・・35・・会所の喫茶・茶の湯・・4・・足利義教』を話題としています)
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