Friday, August 31, 2007

スクアレン(スクワレン)とコレステロール・・9

 コレステロール合成 & 代謝とスクアレン(スクワレン、suqualene)・・4・・スクアレンで血中コレステロール値が上昇する理由・・5・・性別、年齢別での低コレステロール血症(<180)が増加する理由 

 前回、血中総コレステロール値(TCH,mg/dl)が<180以下となる分布%を示しました。

 TCH<180となる低TCH者が増加するのは、男性では、20~29歳域で、58.5%と著しいと判ります

 既に、取り上げましたように、70歳以上の男性では、再び、低TCH<180となる分布%は、35%以上の増加、取り分け、80歳以上では、50%に及ぶ増加となります。

 一方、女性では、低TCHとなるのは、20~39歳域での増加を示します。

 つまり、20代で、57.3%、30代で、44.8%との多数に及ぶのです。

 しかし、更年期世代の50代以後の年代では、50代で9.2%、60代で12.2%、60代以後では15.7%と、逆に、低TCHとなる分布は低下を見ます。

 70歳台以後の女性にあっても、15%前後と低コレステロールとなる%は低いのです

 女性でのTCHは、エストロゲン分泌世代で、低TCHとなるとなるのです。

 逆に、更年期以後世代では、エストロゲンの低下、プロゲストロン分泌増加によって、TCHは上昇となるのです

 それ故に、更年期以後世代では、他に心筋梗塞などの危険因子が無ければ、高TCHとなる人は、既に取り上げました大櫛グループ基準によると、TCHは50歳代以後では、280mg/dlまでが正常域と判定されます

 つまり、更年期以後女性では、高TCHの治療を必要とする分布%は、大変低くなります

 逆に、更年期以後世代では、低TCHが認められる人では、その原因を検討する必要があると言えます

 誤ったダイエットや異栄養・低栄養を初めてして、慢性の消耗性疾患のガン、感染症、胃腸障害などの問題の有無が課題となるのです

 
 次に、男性では、低TCHが増加するのは、20台の男性です。

 男性ホルモンのアンドロゲンの分泌増との関連性があると思います。

 男性の性ホルモン・テストステロン分泌は、30代から分泌低下となりますが、女性のエストロゲンほど急激な低下とはなりません

 逆に、プロゲストロン的ホルモンは、男性にはハッキリしませんから、高TCHは、顕著な増加とはなりません

 男性の場合、40~59歳台では、高TCH傾向となる人は増加傾向となりますが、過食・運動不足が誘引となっていると考えられます。

 それ故に、男性では、低TCH(<180)で注意が必要なのは、20代、70歳以後の年齢の人だとなります

 私の印象では、高齢男性世代では、低TCHの人達に、食欲、活力、意識・意欲に低下傾向が強いように思います

 脳が多くのコレステロールを必要としていることを考慮する必要があると思います

 また、寝ダコなどの組織修復も、低TCHの人に悪いとのことから、高齢者の低TCHでは、要注意と言えます

 特別の理由が無ければ、上述の低TCHを示す男女では、スクアレン(スクワレン)で、TCHの上昇が得られます

 ローコレステアラームIへの期待が出来る対象候補者となります。

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・高コレステロールによる心血管死亡率を低下させる治療基準・・5」です)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン・13」です)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; の日常茶飯の「こころ」・・23』です)

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Wednesday, August 29, 2007

スクアレン(スクワレン)とコレステロール・・8

 コレステロール合成 & 代謝とスクアレン(スクワレン、sukualene)・・8・・スクアレンで血中コレステロール値が上昇する理由・4・・年齢別、性別とコレステロール値<180分布%

 大櫛グループによる基準では、例え、心筋梗塞の既往のある人、つまり、心筋梗塞の発作を経験した使途にとっても、血中総コレステロール値(TCH,mg/dl)<180、LDL-コレステロール値<100とはしないようにとの設定になっています。

 TCH<180となれば、既に、何度も取り上げていますように、ガン、脳出血、感染症などによる死亡の増加、自殺・事故死の増加を見るからです。

 TCH<180以下となる年齢階層別、性別では、若年層では、男・女性に多く、高齢化に伴なっては、男性に多くなります。

 以下に、厚生労働省による「平成16年 国民健康・栄養調査報告」(第一出版)に示されています、総コレステロール値の分布(性・年齢階級別)(p.172)から、男女別、年齢別での、TCH<180となる分布%を示します。

 如何に、低コレステロールの改善を必要とする分布%が多いか判ります

 この内で、肝障害が極めて悪い人など、特別の理由のある人を除けば、大部分の人で、スクアレン(スクワレン)の摂取によって、TCHが180mg/dl以上に上昇させることが出来ます

 ローコレステアラームIの重要性が理解できると思います


            TCH<180の年齢階層別・性別分布%

 年齢    20~29   30~39  40~49  50~60   60~69  70歳以上    

 男性     58.5    29.6    18.3   21.6     25.9    38.0

 女性     57.3    44.8    25.3    9.2     12.2    15.7

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 


 ・ 低コレステロールを示す分布%が多い男性; 若年者の20~29歳、 高齢者の70歳以上で増加していることが判ります

 ・ 低コレステロールを示す分布%が多い女性; 若年層では、20~39歳、 それ以上の年齢では、70歳以上の高齢化を伴なう年齢層でも、TCHが180以下になる分布%は低いとわかります


 逆に、大櫛グループ基準では、高コレステロール血症となる基準値は、男女別、年齢階層別に定められています

 参考までに、高コレステロールと言える上限値を紹介しておきます。

  以下の如くとなりますが、若年層では、低い基準の設定とはなっていますが、TCH=180以下にはしないようにとなっています


             年齢階層別・性別のTCH上限値

年齢  20~24  25~29  30~34  35~39  40~44  45~49  50歳以上

男性   220    230     240     250     260    260     260

女性   220    230     240     250     260    270     280    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 以上、低コレステロール血症の危険域にある人達が、若年層の男女、高齢男性に多いと判ります。

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・「海外の代表的なスタチンを用いた大規模臨床試験」と心血管死亡率を低下させる治療基準・4」です)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン・12」です)

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Tuesday, August 28, 2007

スクアレン(スクワレン)とコレステロール・・7

  コレステロール合成 & 代謝系とスクアレン(スクワレン、squalene)・・7・・スクアレンで血中コレステロールが上昇する理由・3

  人の生命を維持するために必要なコレステロールは、食事由来が25%前後と少なく、肝臓を中心として合成されているのです。

 コレステロールの合成系は、体内の酸素を必要とする、効率の良いATPエネルギー合成系の始まりとなるアセチルーCoAを共有しています。

 そこで、血中総コレステロール値(TCH,mg/dl)が低下する理由を考慮して、スクアレン(スクワレン)摂取によって、TCHの上昇が得られるかどうかの理由の検討が必要となります

 つまり、スクアレン(スクワレン)摂取によって、有効にTCHの上昇が得られる可能性の高い場合の条件、理由です。

 まず、原発性の低コレステロールの原因となる疾患が考えられますが、稀ですので、省略とします。


 大部分は、他に原因があることによって低TCHが誘発されるところの二次性、続発性の低コレステロール血症なのです。

 コレステロールのニードに答えるのは、食事由来ではなく、肝臓での合成が主であることは、肝機能障害がある場合が、まず、問題となります。

 事実、肝機能障害を伴なっている人には、低TCHは多いのです

 急性肝炎、慢性肝炎に罹患していたり、既往のある人達には、注意が必要となります。

 急性肝炎といっても、慢性肝炎でも、色々な病態がありますから、それぞれによって、注意の必要度が異なります

 肝臓のみが問題なのか、胆嚢や膵臓関連を含めた原因を考慮する必要があるかも課題となります。
 
 影響のでるような関連領域での手術を受けているかどうかも検討の対象となるのです。

 慢性肝炎の域を超えた、肝硬変があるかも、重要なポイントとなります。

 脂肪肝のあるような人でも、低TCHを示す人がいます

 中性脂肪は高くとも、低TCHの人は少なくありません

 取り分け、アルコール摂取の多い人には、高中性脂肪ではあっても、低TCHを伴なっていることは多いのです

 アルコールをよく飲む人達は、コレステロールは高くないと安心するのは、要注意です。

 既に、何度も取り上げましたように、TCH<180、LDL-コレステロール値<100は、大櫛グループ基準で、警告していますように、例え、心筋梗塞の既往がある人にとっても、危険なのです

 肝障害によって、低TCHの認められる人は、持続すれば、コレステロールの細胞膜の安定性が低下して、マスマス、肝細胞が障害を受け易くなり、肝硬変のように、線維化細胞が増加して、肝硬変状態も悪化する可能性がでてきます

 私どもの経験では、今だ、肝硬変が著しく進行した人での、スクアレン摂取例はありませんが、アルコールを沢山飲んだり、入院する必要の無いレベルの肝機能障害の人達では、TCHの回復は得られのが普通です

 以上、まず、肝機能障害と関連した、二次性の低TCHに注意する必要があるということです

 TCH<180、LDL-コレステロール値<100としないが、対象者となります。

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・「海内の代表的なスタチンを用いた大規模臨床試験」と心血管死亡を低下させる治療基準・3」です)

 (楽天、ミクシイでは、「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン・11」です)

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Friday, August 24, 2007

スクアレン(スクワレン)とコレステロール・・6

 コレステロール合成 & 代謝系とスクアレン(スクワレン、squalene)・・6・・スクアレンで血中コレステロールが上昇する理由・2

 コレステロール合成は、生体内で、グルコースから始まるエネルギーとして利用可能なATP産生のメインとなる経路を共有するアセチルーCoAから始まると述べてきました。

 この事実は、脳が、他の臓器に比して、コレステロールとグルコースを多量に必要として、その機能を果たすことと、生命現象の合理性を示すものとなっていることを示しているのだと思います。

 低コレステロールが、アルツハイマーなどの認知症の誘発や、うつ、人格障害的な疾患を増すとの主張を裏付ける事実だと思います。

 そして、コレステロールは、生体内で、必要とする量は、食事由来とするのは、25%ぐらいと少なく、大部分は、生体内で、肝臓を主とする合成に依存しているのです

 それ故に、低コレステロールの人では、食事では、上昇させ難いとなるのです

 既に、取り上げましたが、ホルモンの影響も受けて、更年期以後の女性では、血中コレステロール値は、上昇します

 一方、65歳以上の男性では、血中総コレステロール値が、死亡率が上昇する危険域の180mg/dl以下となる%が、女性に比して、二倍以上の増加するようになります。

 しかし、心筋梗塞などの冠動脈疾患死は、更年期以後の高値を伴なう女性に少ないのです

 平均寿命も、女性で長いことは、良く知られたことです。

 大櫛グループによる『コレステロール治療ガイドライン 2006.03』(Dr.BEAUT・ソフィーリッチ; 「動脈硬化性疾患の予防と治療・・44」参照)にありますように、女性の正常域は、男性に比して、高く設定されています

 そして、例え、心筋梗塞の既往などの危険な人達でも、血中コレステロール値は、180以下にしないこと、LDL-コレステロールは、100以下にしにことと忠告しています。

 事実、心筋梗塞既往者を対象とした、血中コレステロール値とLDL-コレステロール値を、それぞれ、180以上、100以上に維持した試験グループで、心血管死亡率は、低下が得られているのです

 加えて、血中コレステロール値が、180以下になると、既に、何回も述べていますように、ガン死、脳出血死、感染症死、自殺・事故死が増してしまうのです

 以上より、強調したいことは、血中コレステロール値やLDL-コレステロール値は、低ければ良いとの、既存の“常識”から脱却して、欲しいのです

 そもそも、LDL-コレステロールを、わが国では、キャチコピィー的な “悪玉コレステロール”と呼ぶようになったことから、ナカナカ、その“常識”から、現状でも、抜け出せていません

 LDL-コレステロールは、主に、肝臓で合成されたコレステロールを、身体内の必要としている組織、血管に運び、届け、補充する、重要な役割を担っているのです。

 血中コレステロール値が下がり、LDL-コレステロール値が下がっていると、例えば、傷ついた動脈血管を修復できないために、逆に、動脈硬化が振興したり、脳血管などや破れて、脳出血の誘引になるとも言われるのです

 つまり、コレステロールは、動脈血管のみならず、細胞膜の安定化や、修復のために必要不可欠であり、速やかな、LDL-コレステロールによる補充が必要なのです。

 一方のHDL-コレステロールは、HDL-コレステロールは、余ったコレステロールを回収する役割を担っています

 それを、“善玉コレステロール”と呼んで、高ければ良いと考えられています

 しかし、男性では、80mg/dl以上の高値になると死亡率は増してしまうのです

 つまり、高齢化を伴なった男性では、血中コレステロールの低下、HDL-コレステロールの高値、LDL-コレステロールの低値は、死亡率の増加となると言うことです。

 以上の事実は、如何に、コレステロールが、脳や血管を始めとする細胞、組織、臓器にとって、重要な役割を果たしているかをを示すものだと思います。

 食事由来からのコレステロール摂取が少ないことから、低コレステロールを改善するためには、スクアレン(スクワレン)からのコレステロール合成を促進することが、如何に、重要な意味を持つか、理解出来たと思います

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・「海外の代表的なスタチンを用いた大規模臨床試験」と心血管死亡を低下させる基準・2』です)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン・10」です)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・21』です)

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Thursday, August 23, 2007

スクアレン(スクワレン)とコレステロール・・5

 コレステロール合成 & 代謝系とスクアレン(スクワレン、squalene)・・5・・スクアレンで血中コレステロールが上昇する理由・1

 スクアレン(スクワレン)が、アセチルーCoAから始まるコレステロール合成 & 代謝系にあって、ファルネシルピロリン酸から、スクアレン(スクワレン)が生成します。

 そのスクアレン(スクワレン)は、7-デヒドロコレステロールを経て、コレステロールが合成されることになります。

 既に、取り上げてきましたように、コレステロールの一日必要量の1~2グラムの内、食事由来は、300~500ミリグラムぐらいですので、経口的な摂取によるコレステロール値の血中上昇は、中性脂肪のようには行きません

 生体内のコレステロール合成は、前回述べましたように、皮膚の他にも、脳など、ほとんどの細胞内で行われていますが、7~8割は、肝臓での合成に依存しています

 それ故に、肝機能障害が著しい人や酒飲みの人には、低コレステロール血症の人が多くなります。

 また、食事由来が少ないことから、ダイエット、低栄養や栄養バランスの悪い人でも、低コレステロールは起こり難いとも思えます

 しかし、血糖や中性脂肪の低下ほどは顕著ではありませんが、続けば、肝障害が無くても低コレステロール血症は誘発されることになります

 その理由は、以下の如くです。

 ポイントは、アセチルーCoAから、コレステロール合成 & 代謝は進むからです

 既に、取り上げてきましたように、アセチル-CoAは、グルコース、脂肪酸、アミノ酸などから生成されます。

 アセチルーCoAは、生体内で、エネルギーとして利用されるためには必須のATPの生産を、ミトコンドリヤで行うための開始成分でもあるのです。

 そこで、お判りいただけると思うのですが、アセチルーCoA不足となるような体内栄養条件となれば、ATPのみならず、コレステロール合成 & 代謝系への供給不足が起こってしまうことになります

 アセチルーCoA供給不足は、糖質、脂質、タンパク質のように、エネルギー源、カロリー源となるような食事制限によって誘発されることになります

 糖分とタンパク分は、1グラム当たり、4キロカロリー、脂肪分は、9キロカロリーといわれるのは、それだけ、ATP産生に貢献しているのです。

 その大部分は、酸素を必要とするミトコンドリア(糸球体)によって、アセチルーCoAから効率よく産生されています

 人間が、酸素を必要とするのは、ミトコンドリアでのATP産生に酸素を必要としているからだと言って良いぐらいなのです

 人が、カロリー制限したり、運動や仕事によって消耗すると体重減少となるのは、ATPを作るために、体内のカロリー成分となる脂肪、糖、筋肉などのタンパク質をする減らしてでも、何とか作ろうとするからなのだと理解できると思います。

 何とか、アセチルーCoAを作り出そうとするのです

 そうなると、コレステロール合成 & 代謝系へ供給できるアセチルーCoAが減少するとなります

 そうなりますと、逆に、コレステロールは、その多くを体内合成に依存していますから、コレステロール不足を誘発することになります

 つまり、血中コレステロール値は、低下することになってしまうのです

 ここで、留意すべきは、生体内のコレステロール合成は、エネルギー産生に不可欠なATP合成に必要なアセチルーCoAを共同利用していることです。

 人間は、生きるためには、多様で、特殊、複雑な機能を営む必要がありますが、必要不可欠な機構は、出来るだけ共通化した単純な系で行うようになっています

 その視点から、コレステロール合成 & 代謝系が、ATP産生と共通化したアセチルーCoAを介していることは、逆に、コレステロールが、如何に重要な役割を果たしているかを語るものでもあります

 低コレステロールが、ガン、脳出血、感性症、自殺・事故死の増加の誘引となることからも、その重要さが判ると言うことです

 既に、取り上げてきましたように、大櫛グループの「コレステロール治療のガイドライン 2006.03」で、例え、心筋梗塞や糖尿病などがあろうとも、血中総コレステロール値は、180mg/dl以下にしないように、LDL-コレステロール値は、100mg/dl以下にしないようにとの基準としていることは、理に適う基準だとなります関連話題として、リンクとして紹介していますDr.BEAUT・ソフィーリッチを参照下さい)。

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・「海外の代表的なスタチンを用いた大規模臨床試験」と心血管死亡低下基準・・1」です)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン・9」です)

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Wednesday, August 22, 2007

スクアレン(スクワレン)とコレステロール・・4

 コレステロール合成 & 代謝系とスクアレン(スクワレン、squalene)・・4

 コレステロール合成 &代謝系にあって、ファルネシルピロリン酸に続くのが、スクアレン(スクアレン)なのです

 スクアレン(スクワラン)は、トリテルペンと呼ぶ、炭素と水素から成るC3H50で、分子量は、410.7の化合物です

 無色透明、無臭、無味で、低揮発性で、凝固点は、-45~50Cの物質です。

 近年、サメ類の肝油に多く含まれていることから、良く知られた成分となっています

 皮膚の成分であることから、化粧品の成分としても注目なのですが、スクアレン(スクワラン)は、不飽和の炭化水素ですから、不安定で、酸化を受けやすいのです。

 それ故に、化粧品では、スクアランと言う不飽和の部分に水素を添加した飽和型にし、安定化した化合物が用いられています

 それ故に、化粧品としてのスクアレン(スクワレン)類似物質の油性成分として用いていることになります

 スクアレン(スクワレン)は、皮膚にあっては、脂腺由来脂質の主成分であり、同時に、角質細胞間脂質によるラメラ構造を形成するに必要なコレステロール合成にとっても、必要な成分なのです。

 皮脂として、スクアレン(スクワレン)は、表皮の12%ほどを占めるほどのメジャー成分でもあるのです。

 しかし、化粧品に用いられているスクアランに、脂腺由来の脂質として、皮膚で、スクアレン(スクワレン)になる役割は無理です。

 また、コレステロール合成の中間体としてのスクアレン(スクワレン)の代わりの役割としも、期待できません

 つまり、皮膚での角質細胞間脂質としてのラメラ構造を形成するコレステロール合成に役立つことは出来ないのです

 スクアレン(スクワレン)は、皮膚にあっても、スクワレン(スクワレン)としての表皮の皮脂成分としてと同時に、表皮内にあっては、コレステロール合成にとって必要な成分としての役割を果たしています。

 しかし、飽和炭化水素のスクアランに、スクアラン(スクワラン)に変わる役割は期待でないのです。

 名前が、コンガラカリ易いので、注意が必要です。

 スクアレンは、suqualeneで、スクワレンとも言われますが、スクアランとは別の化合物なのです。

 低コレステロール血症やスタチン系コレステロール低下薬摂取によるコレステロールの低下は、皮膚にあってのスクアレン(スクワレン)不足、コレステロール不足やコレステロール合成・代謝系が抑制される可能性を持っているのです

 つまり、不適切・不合理なダイエットや栄養バランス障害、高齢化などによる低コレステロールが、皮膚のスクアレン(スクワラン)、コレステロールの果たすべき役割を傷害している可能性が高いのです

 素肌美障害の誘引になるとの認識が必要となります。

 以上のような課題を考慮して、我が「ローコレステアラームI」には、スクアレン(スクワレン)が、前回に取り上げましたコエンザイQ10と共に含まれているのです

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・わが国の代表的な大規模臨床試験ではスタチン系コレステロール低下薬では、心血管死亡の低下無し・・4」です)

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Tuesday, August 21, 2007

スクアレン(スクワレン)とコレステロール・・3

 コレステロール合成 & 代謝系とスクアレン(スクワレン、squalene)・・3

 コレステロール合成、その代謝系とリンクして、スクアレンとコエンザイムQ10は、合成されます

 コレステロール合成過程の途中で、生成される化合物なのです。

 それまでのスクアレン合成過程で、ファルネシルピロリン酸から、コレステロール合成経路のバイパスと言って良い代謝系から、コエンザイムQ10とドリコールが合成されます

 コエンザイムQ10は、生体利用の高エネルギーATPを産生するには、不可欠の成分です。

 そして、近年は、コエンザイムQ10は、抗酸化作用を持っていると注目されているのです。

 抗酸化作用を持つ化合物は、還元型から、酸化型になることによって、その抗酸化作用を示すのです

 しかし、例えば、ビタミンEは、抗酸化作用物質の代表ですが、その還元型から、フリーラジカルと言う活性酸素型になることが抗酸化作用として必要なのですが、その活性酸素型は危険物質となるのです。

 つまり、チョット複雑な話ですが、抗酸化作用を持つ、還元型のビタミンEが、一電子還元を受けてフリーラジカルを持った不安定な化合物となっている酸化促進物質に、電子を与えて、安定な還元型の化合物にすることによって、酸化促進作用の連鎖を止めているのです。

 お判りのように、今度は、逆に、抗酸化物質は、酸化促進物質に電子を与えて、自らがフリーラジカル物質となって、酸化促進作用を発揮する可能性がでてくるのです。

 事実、私が研究して、FEBS Letterに論文として発表しましたように、お茶の抗酸化成分として、近年話題のカテキン類は、低濃度で、酸化促進剤となり、高濃度で抗酸化作用を持つようになるのです

 それ故に、抗酸化物質は、必ずと言って良いよう程、酸化促進作用も持つ危険があるのです

 つまり、生体内で、抗酸化作用を示すか、酸化促進剤となるかは、その条件次第で、どちらとなるかとなります

 言ってみれば、抗酸化作用があるからと、キャチィコピー的に宣伝されていても、買い込んで飲めばよいとはいえないのです

 事実、ビタミンEほど有名な抗酸化作用物質の代表でも、人のレベルで、確実に、抗酸化作用を示して、有効に作用したと言えるかと問われれば、疑問があるのです

 カテキン類についても、これほど有名になっても、最近、ガン予防作用には、疑問な疫学研究結果となり、脳血管疾患の内でも、女性の脳梗塞で、その有効性の可能性が示されただけなのです

 そうした中で、コエンザイムQ10は、アルファーリポ酸と共に、上述しましたような抗酸化物質が酸化された状態から、再還元して、再び、抗酸化作用を持つことの出来る化合物にする作用が注目されているのです

 つまり、生体内で、酸化・還元のバランスを調整する作用が期待できるのです。

 そうした可能性を持つコエンザイムQ10が、コレステロール合成を阻害するコレステロール低下薬のスタチン系薬剤を強力に用いた場合には、注意が必要となります。

 血中総コレステロール値(TCH)を180mg/dl以下、LDL-コレステロール値(LDL-C)を100mg/dl以下にすると脳出血、ガン、感染症、自殺・事故死などの増加となって、逆に、総死亡を増加させる原因とも関連していると推察できます。

 加えて、前回述べましたように、ガンや感染症と深い関わりが注目されるドリコールの合成も、阻害を受けることから、安易なコレステロール値の低下は、危険を内包していると理解している必要があるのです

 注意すべきは、スタチン系コレステロール低下薬のみならず、血中コレステロール値が低い人では、同様の危険があるということです

 事実、上述しましたように、TCHが180mg/dl以下、LDL-Cが100mg/dl以下の人達も、同様の危険性が増しているのです

 そうした人達のために開発したのが、スクアレン(スクワレン)とコエンザイムQ10を含んだ、我が商品「ローコレステアラームI」です。

 その内包する重要さが理解できると思います

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・わが国の代表的なスタチン系コレステロール低下薬治療では、心血管死亡率を低下させず・・3・・エイコサペンタエン酸が有効」です)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン・・7」です)

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Monday, August 20, 2007

スクアレン(スクワレン)とコレステロール・・2

 コレステロール合成 & 代謝系とスクアレン(スクワレン、squalene)・・2

  コレステロールの合成は、アセチルーCoAと言うグルコース、脂肪酸、ある種のアミノ酸などの代謝に伴なって、合成される化合物から始まると言えます。

 アセチルーCoAは、主に、細胞内小器官のミトコンドリアによる呼吸によって、生体内で利用可能なエネルギーとして使われるATPの合成ルートに使われます。

 つまり、ミトコンドリアが、酸素を利用した電子伝達系によって、ATPを効率よく生産しているのです。

 電子伝達系の重要成分として、コレステロール代謝と関連して合成されるコエンザイムQ10があるのです

 ここに、スタチン系コレステロール低下薬によるコレステロール合成 & 代謝系の抑制は、コエンザイムQ10合成の抑制となることを記憶しておく必要があります。

 取り分け、低コレステロールの認められる人では、低コエンザイムQ10を誘発される危険性があるのです

 スタチン系コレステロール低下薬は、コエンザイムQ10の合成に連なるファルネシルピロリン酸合成の低下を伴なうからなのです

 また、ファルネシルピロリン酸からは、細胞膜の糖タンパク合成にかかわるドリコールも合成されます

 このドリコールは、ガンや感染症との関わりが深いのです

 コレステロールが、細胞膜の安定化に不可欠であると同時に、ドリコールによる細胞表面での細胞の役割調整とも関係するのです

 低コレステロールに伴なって、その死亡率が増加するガン死や感染症死の増加の誘引とも考えられるのです

 それ故に、血中総コレステロール値が、180mg/dl以下、LDL-コレステロール値が、100mg/dl以下になると総死亡率が上昇する危険性の原因となると言えます。

 人のコレステロールは、食物摂取由来によって生体が取り込む量は、一日必要量の20~30%に過ぎません。

 つまり、生体が必要とするコレステロールの大部分は、食事由来ではなく、肝臓を中心とするコレステロール合成 & 代謝系から補給されているのです

 それ故に、血中の総コレステロール値は、中性脂肪のように、食事による影響は、少ないのです

 逆に、スタチン系コレステロール低下薬の効果が出やすいことなり、コエンザイムQ10のような、コレステロール合成 & 代謝系と関連する生体内生理活性物質の低下に留意する必要が生ずる可能性がでてくるのです

 しかし、コレステロール合成系 & 代謝系は、女性では、更年期以後のエストロゲンが低下した場合などのように、ホルモンの影響も受けます。

 また、高齢化男性や胃腸の手術を受けた人では、低コレステロールが起こりやすい身体状況にありますから、注意が必要となるのです。

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・代表的なスタチン系コレステロール低下薬は心血管死亡率低下無し・・2」です)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン・・6」です)

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Monday, August 13, 2007

スクアレン(スクワレン)とコレステロール・・1

 コレステロール合成 & 代謝系とスクアレン(スクワレン、squalene)・・1

 コレステロールが、生体成分として、必要不可欠なメジャー成分であることは、既に、何度も、述べてきたとうりです。

 コレステロールは、人の体の必要量のおよそ四分の一が脳神経に集中して入り、人間的な尊厳ある生活を営むために、重要な役割を果たしていると言えます。

 また、ガン、脳出血、感染症、自殺・事故死などによる死亡率の低下にも、コレステロールは、重要な役割を果たしています

 低コレステロールが、脳出血、つまり、脳血管の破裂を誘発し易くなるのです

 血管の安定にとって、如何にコレステロールが大切かが判る事実を示すものです

 つまり、細胞膜の安定化にとって、重要なのです

 同時に、動脈硬化性疾患と深い関わりがあると言われています。

 取り分け、LDL-コレステロールは、“悪玉コレステロール”と呼ばれて、動脈硬化性疾患の諸悪の根源のような“汚名”を着せられてきました

 しかし、Dr.BEAUT・ソフィーリッチでの「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬と心血管死亡」のシリーズで紹介してきました、日本動脈硬化学会による「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」(協和企画)に取り上げられています“わが国における代表的な大規模臨床試験”にあって、一次予防を目的としたスタチン系コレステロール低下薬投与によって、心血管死亡率の低下を認めた大規模臨床試験は一つも無いのです

 海外の大規模臨床試験として、取り上げられている試験では、心血管死亡率の低下は認められている成績はあります。
 
 そうした結果の得られた試験では、全て、血中総コレステロール値は、180mg/dl以下、LDL-コレステロール値は、100mg/dl以下には、スタチン系コレステロール低下薬治療によって、下げられていません(コレステロール値の治療後の値が示されていない試験結果が取り上げられていますが、他との比較が出来ませんので、省きました)。

 つまり、既に、紹介しましたように、大櫛グループの「コレステロール治療ガイドライン 2006.03」の治療基準に適うコレステロール値、LDL-コレステロール値の治療コントロールの重要さを示す結果となっています。

 以上の事実を踏まえながら、人にとって、コレステロール合成 & 代謝の持つ意味の大切さを知る必要が有ります

 加えて、我が「ローコレステアラーム I」は、コレステロール合成 & 代謝系の途中で合成される成分の「スクアレン(スクワレン、squalene)」を補給することによって、コレステロール生成を促進しているのです。

 そこで、コレステロール合成 & 代謝系、及び、関連する生体活性物質を理解しながら、スクアレン(スクワレン、squalene)について、健康関連食品としての現状を知っておきましょう

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬と心血管死亡・・代表的なスタチン系脂質低下薬治療試験は心血管死亡率低下無し・・1」です)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン・・4」です)

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Friday, August 10, 2007

低コレステロールが発病を増す疾患・・44

 ・・・脳とコレステロール・・3


  高齢化に伴なって、血中総コレステロール値(TCH)が、180mg/dl以下と低下する人達が増すのは、男性に多いのです

  一方、女性では、更年期以後には、TCHは上昇となるために、その低下する人達は、少なめです

  もう一度、TCH180mg/dl以下となる、65歳以上の男女別、年齢階層別分布%男女間の相違を示します。



性別  年齢  65~69 70~74 75~79 80~84 85歳以上

男性       27.8   36.5  39.3  35.6   50.0

女性       15.9   13.6  17.4  19.2   15.9

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  男性の30%以上が、低コレステロールとなっていますが、女性は、15%ほどと、男性の半分ぐらいに過ぎません

 この差が、わが国での、男女での平均寿命の差となってあらわれているように思います。 

平均寿命は、男性78.6、女性85.6と、およそ7歳の差があります。  

 そして、周囲の高齢者を見られると、意識レベルも、気力、活力もシッカリした人が多いのは女性だと思いませんか。

 私は、男性は社会的仕事を離れると、“ワシも、ワシも”族、“濡れ落ち葉”族と言われるように、刺激と意欲から削がれたためと思っていました。

  しかし、最近は、男性では低コレステロール値による前頭葉的支配の意欲に欠けるようになるからではないかと考えています。

  逆に、女性では、高齢化によって、低コレステロールを示す人は、何か、他に、その原因が無いかと検討の必要があると言って良いでしょう。

  ガン、脳出血の危険、慢性の感染症がないかなどの検討です。

  高齢化に伴なった、皮膚乾燥症や褥瘡の発生にも、コレステロールは、関わりが指摘されています。

 低コレステロールの人では、褥瘡が発生し易く、治り難いとの指摘もあります。

  以上より、高齢化に伴なった、血中総コレステロール値低下は、180mg/dl以下にしない、LDL-コレステロール値は、100mg/dl以下にはしないように、注意をすることが、意欲、活力を失うことの無い、人間力、生力ある人生を楽しむため必要条件と言えるでしょう。

既に、取り上げました大櫛グループによる基準では、男女、年齢にかかわらず、虚血性の心疾患の既往、糖尿病など、動脈硬化性疾患の危険因子があっても、血中総コレステロール値は180mg/dl以下にしない、LDL-コレステロール値は、100mg/dl以下にはしないと規定しています。

  人類の祖先が、地上に降り立ち、草食物に加えて、肉食摂取を開始したことによって、大脳、知能の発達を経過を忘れてはなりません

  高齢化すれば、人間力のためには、マスマス、肉食成分摂取のニードは高まっていると考える必要があるのです。

  最近、テレビや新聞などのマスコミで反乱していた“血液ドロドロ”,“血液サササラ” と言う言葉は、健康との関連で用いることが出来なり、死語となったのです。

  その非科学性が問題だからなのです。

  (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬と心血管死亡・・フィブラート系脂質低下薬と海外の臨床成績」です)

  (楽天、ミクシイでは、「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・植物性エストロゲン・・大豆イソフラボン・3」です)

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Thursday, August 09, 2007

低コレステロールが発病を増す疾患・・43

 ・・・脳とコレステロール・・2

 人類の先祖が、地上に降り立ち、肉食動物の食べ残した骨片の肉を食べるようになって、脳の発育を促して、前頭葉の発達した今日的な人類の発展を見たのだと私は思います

 つまり、脳が必要とするコレステロールとグルコースの摂取に役立つことになったに相違ありません

 加えて、植物食品では十分ではなかったアミノ酸や脂質、ミネラル、ビタミン類などの栄養素の補給ともなりました。

 人類が、多様な食成分を摂取するようによって、発展することが出来たことは、今日の食生活にとっても、忘れてはならないことと思います

 人類的高次脳機能を発揮する大脳の発達につながったに相違ありません

 人間らしい精神や知的活動は、前頭葉によってコントロールされています。

 その調節に、セロトニンが関係します。

 セロトニンによる調節と関係する受容体がコレステロールを必要とするといわれています

 血中コレステロール値が低いと、脳はセロトニン産生を低下して、暴力的、攻撃性が増すとの指摘がされています

 ・ 自殺・事故死以外に、他殺、トラブルを起こして、不登校や停学になる生徒が多くなるとも言われるのです。

 ・ また、低コレステロールは、高齢者の認知能力が低下しやすい原因となるとも考えられています。

 ・ 眩暈、シビレにも、低コレステロールが関与するものがあるとのことです。

 マダマダ、今後の研究が必要な領域にあります。

 血中コレステロール値(TCH)、及び、LDL-コレステロール値(LDL-C)については、既に取り上げましたように、大櫛グループによる「コレステロール治療ガイドライン 2006.03」(大櫛陽一著「検査値と病気 間違いだらけの診断基準」)に示されています、TCHは180mg/dl以下にはしない、LDL-Cは100mg/dl以下にはしないとの提示は、重要だと思います。

  (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬と心血管死亡・・動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版によるリスク別脂質管理目標値」です)

  (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン・2」です)

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Wednesday, August 08, 2007

低コレステロールが発病を増す疾患・・42

 ・・・脳とコレステロール・・1

 脳は、人の成人の体内コレステロール量・100~150グラムの内、その四分の一を占めています。
 
 それだけ、脳神経系は、コレステロールを必要としていることになります。

 低コレステロール値では、脳出血死の増加のみならず、自殺・事故死が増し、その他にも、うつ、認知症などの精神障害とも関係するとの指摘があります

 一方で、最近(日本経済新聞、6月14日、2007年)報じられましたように、「脳の発達には、コレステロールが欠かせないことを突き止めた」とあり、神経の情報伝達機能に、深く関与していることが明らかにされました(小島正己・産業技術総合研究所)

 そして、アルツハイマー病などの認知障害を伴なう認知症の治療薬開発に結びつく成果だと期待されています


 人類200万年の歴史にあって、人類の先祖が、地上に降り立ち、今日の発展を遂げたのは、肉食動物が食べ残した、骨に残っている肉を食べるようになったことが、関係すると言われています。

 私は、その肉片を食べるようになったことは、アミノ酸などに加えて、脳が、特に、必要とするコレステロールとグルコースの供給となり、脳の発達につながったのだとのドグマを持っています。

 脳内では、生体内エネルギーのATPは、グルコースを利用して、豊富に作られて、活発な脳機能を営めるようになったと言えます。

 その脳機能には、脳の構造発展のためにも、豊富なコレステロールが必要だったのです。

 つまり、人類の祖先や人類が、単に、草食のみならず、地上に降り立ち、肉食を取り入れたことが、万物の霊長への道を歩むブレークとなったのだと言いたいのです。

 人類の知恵の発展には、コレステロールとグルコースが、極めて、重要な役割を果たしたのだとのドグマを主張したいのです。

 それ故に、今日にあっても、人が、植物食品のみならず、動物食品を食べることは、極めて、大切なのだと言えます。

 低コレステロールが、脳神経障害の誘引になることは、容易に理解できます。

 既に、このGoogleブログで、取り上げましたように(Dr.BEAUT・ソフィーリッチ「動脈硬化性疾患の予防と治療・・44」でも取り上げています)、大櫛グループによる「コレステロール治療ガイドライン」の治療基準として示されていますように、血中コレステロール値は180mg/dl以下、LDL-コレステロール値は100mg/dl以下にはしないとの条件は、脳神経系の人間的な構造と機能を発展させるためには、極めて、重要な基準を示していると言えそうです

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬と心血管死亡・・大櫛グループの治療基準」です)

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Tuesday, August 07, 2007

低コレステロールが発病を増す疾患・・41

 高齢者と血中コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値、及び、BMIのまとめ・・その15

・・・BMI(Body Mass Index)・・3


 肥満度(BMI)は、 その判定として、25.0以上を、現在のところ肥満と判定しています。

 既に、取り上げましたが、大櫛陽一著「検査値と病気 間違いだらけの診断基準」(太田出版)では、日本人の長生きとなるBMIは、男女、年齢を問わず、22~30だとあります

 「厚労省 平成16年 国民健康・栄養調査報告」(第一出版)には、肥満として、BMI25.0以上の性・年齢階層別の資料が取り上げられていますので、紹介します

      BMI25.0以上の性・年齢階層別分布%

   年齢          男性       女性

   15~19歳      13.0      6.5

   20~29歳      19.9      5.4

   30~39歳      28.9      8.3                             

   40~49歳      32.7     17.9

   50~59歳      30.8     24.1

   60~69歳      29.7     29.9

   70歳以上       25.5     26.7

  
  以上より、男性では、BMIが25.0以上となる年齢分布は、40歳代から59歳にかけて、上昇しているとわかります

  一方、女性では、前回に示しましたように、年齢が、15歳から39歳にかけて、BMIが18.5以下のやせに属する人達が多い故に、25.0以上の肥満の人達は、低下している特徴があります。

  50歳以上の更年期年齢では、肥満傾向の人は、増加して、60歳代の女性で、肥満グループの人は、一番多くなるとの結果です。

 前述しましたように、大櫛本では、BMIが22~30レベルでは、死亡率に影響無しとありますから、BMIについては、18.5以下の低下による死亡率の増加に注意する必要があるとなります

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬と心血管死亡・・海外の成績・・8・・心筋梗塞の既往のある人では」です)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・11・・植物エストロゲン・イソフラボン・・1」です)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・17』です)

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Monday, August 06, 2007

低コレステロールが発病を増す疾患・・40

 高齢者と血中コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値、及び、BMIのまとめ・・その14

・・・BMI(Body Mass Index)・・2

 肥満度BMIが、18.5以下となれば、やせすぎとなり、死亡率も、急速に増します

 欧米のファション業界は、やせすぎのモデルの健康診断書の提出や出演禁止処置が取られるようになりました。

 やせるために、ダイエットなどの誤りから、拒食症や過食症などに悩んでいる人が多くなり、社会問題となっているぐらいなのです

 以上は、前回に取り上げた課題です。

 今回は、わが国の39歳以下の男女、及び、65歳以上の男女にあっての、BMIが18.5以下の危険域にある人達の分布%を示します。

 BMIの状況を、性別、年齢階級別の資料(平成16年 国民健康・栄養調査報告  厚労省編)(第一出版)より算出したデータです。

 BMIの男女別、及び、15~39歳、 65歳以上での分布%のまとめ

                       分布% のまとめ

    年齢             男性        女性

   15歳~39歳        22.2       55.9

   65歳以上          47.3       50.3

  以上より、女性の分布%から、50%以上の人が危険域にあるとわかります。

  以下に、その内訳を、男女、年齢階層別の分布%を示します。


    年齢         BMIの性別・年齢階層別の分布%

                    男性         女性
 
  15~19歳         10.0       18.9

  20~29歳          8.4       21.4

  30~39歳          3.8       15.6                               


  65~69歳          3.7        7.7

  70~74歳          8.7        9.8

  75~79歳          8.1        7.0

  80~84歳         16.5       10.4

  85歳以上          10.3       15.4


  以上、やせすぎの対象として、女性の15歳~39歳までの人達、及び、高齢化に伴なった人達の中でも、取り分け、80歳以上で、増加していると判ります

 一方、男性では、平均寿命が、女性に比して、低いだけに、80~84歳で、高い%を占めているとわかります

  抵抗力の低下から、死因として感染症、ガンなどが増すことになりますから、BMIが18.5以下にならないように注意が必要です。

 血中総コレステロール値の低下となる人は少なくありません。

 BMIが、18.5以下の認められる人では、取り分け、コレステロール値に、一段と注意して、血中総コレステロール値は180mg/dl以下、及び、LDL-コレステロール値は、100mg/dl以下にならないように、チェックが大切です。

 その折は、我が 「ローコレステアラーム I」を思い出してください。 (ローコレステアラームIの詳細はこちら)

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬と心血管病死・・海外の成績・・7」です)

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Friday, August 03, 2007

低コレステロールが発病を増す疾患・・39

 高齢者と血中コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値、及び、BMIのまとめ・・その13

 ・・・BMI(Body Mass Index)・・1


肥満度、BMIは、〈体重(kg)/身長X身長(m)〉から計算されます。

肥満の判定(BMI)は、以下の如くとされています。

   普通;  BMIが、18.5~25.0未満

   肥満;  BMIが、25.0以上

   やせ(低体重); BMIが、18.5未満


 しかし、メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)が、動脈硬化性疾患の危険因子として、注目を集め、肥満に対する問題が話題となります。

 BMIは、必ずしも、メタボリックシンドロームで危険と言われる内臓脂肪の蓄積を表しているとはいえません。

 近年、BMIをめぐって、痩せすぎによる死亡率の増加、痩せていても動脈硬化性疾患のリスクは低くないなどと、今までの常識的な知識や事実に、以下に示すような疑問や問題が生じています。


 ・ BMIによる肥満と死亡率の関係は、死亡率は、BMI=24前後で最低となり、22以下、28以上で増加する〈岡田正彦著「人はなぜ太るか  --肥満を科学する」(岩波新書)〉とあります。

  また、アメリカのデータとして、25歳以上の人では、BMIが25~30で、モットも死亡率が低くなる〈大櫛陽一著「検査値と病気  間違いだらけの診断基準」(太田出版)〉と、紹介されています。

 そして、BMIが、18.5以下になると死亡率が、著しく上昇するとあります

 ・ BMIが、25以上のグループと25未満のグループの人達で、心血管病死の比較がなされました〈上島弘嗣・厚労省研究班調査; 朝日新聞・2007年5月28日報道〉

  その結果、危険因子として、高血糖、高血圧、高中性脂肪(高トリグリセライド)、低HDL-コレステロールの内、三つ以上の危険因子がある場合では、心血管病死は、BMI25未満のグループで、増すとあります。

  BMIが25での調査は、イササカ、中途半端と言えますが、少なくとも、やせだから心血管病死は、少ないとはいえないようです

 ・ ヨーロッパのファッション業界では、やせすぎのモデルは、出演禁止となりました

  BMIが18.5以下では、やせすぎで、死亡率の増加を招くからです

  わが国は、そうしたファッション先進国のごとき動きは、マダマダのようです。

  健康とファッションやスタイルの良し悪しについて、わが国でも、もう少し、消費者、業界も含めた取り組みが必要な段階にあるといえます。

  ファッションやスタイルと健康を、真正面から取り上げるべきだと思います。

  既成概念に横並びではなく、それぞれの自分の価値観を持つべき時だと思います。

  多くの女性は、美肌、美容、ファッション、健康・美容食品や化粧品等に、こだわりをもって、“ダイエット”に翻弄されてい現実があります。

  しかし、本末転倒なことに、金と時間を費やしている人は、話を聞くにつけ、大真面目なのには、ビックリするぐらい日常茶飯に出くわします

  誤った急激なダイエットの繰り返しは、見かけの体重減少となっても、返って、脂肪が増加し、体脂肪率は上がり、筋肉量は低下して、結果的に、スタイル、美肌障害のみならず、感染症やガン、動脈硬化性疾患を誘発しているとなるのです

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Thursday, August 02, 2007

低コレステロール値が発病を増す疾患・・38

 高齢者と血中コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値、及び、BMIのまとめ・・その12

 ・・・HDL-コレステロール値の基準値・・5・・低値を示す疾患

 男女共に、HDL-コレステロール値(HDL-C,mg/dl)の低値にあっては、死亡率は増加します。

 取り分け、女性にあっては、高値では、死亡率の増加を示さないのですが、低値では、有意の死亡率増加を示しますから、要注意です。

 今回は、HDL-C低値を示す可能性のある疾患について、検討とします。

 HDL-C高値の場合と同様に、原発性疾患と続発性疾患とがあります。


  ・ 原発性疾患では、遺伝性異常に伴なう代謝疾患が考えられます。

   HOL-C高値の場合と同様に、専門的検討と診断に基づく治療が求められます。

  ・ 続発性の疾患

   動脈硬化性疾患の危険因子となる疾患や生活習慣が問題となります。

   つまり、脂質異常症、糖尿病、高血圧、メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝異常症)

   生活習慣としては、禁煙、運動不足などです。

   ダイエット、異栄養、低栄養で、HDL-C低下が問題となります。

   肝硬変によるコレステロール合成や蛋白合成低下も、障害となります。

   甲状腺機能亢進症による、体内エネルギーの無駄な消費も、低HDL-Cを誘発します。

   また、消耗性疾患として、ガン、慢性感染症に、注意です。


   次に、薬剤性があります。

   スタチン系コレステロール低下薬や脂質低下薬の使用による低下に注意。


   以上、低HDL-Cでは、体内で、コレステロール不足が問題となり、死亡率の増加を伴ないますから、日頃からの注意が必要です。


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Wednesday, August 01, 2007

低コレステロール値が発病を増す疾患・・37

 高齢者と血中コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値、及び、BMIのまとめ・・その11

 ・・・HDL-コレステロール値の基準値・・4・・高値を示す疾患

 前回までに、HDL-コレステロール値(HDL-C)では、男性では、その高値と低値のいづれにあっても、死亡率の増加が認められています。

 一方、女性では、HDL-Cの高値によって、その死亡率の増加は認められず、低値が問題となります。

 HDLーCについては、高値はあまり問題となっていませんが、男性では、死亡率の増加となりますから、その可能性のある条件を学んでおきます

 今回、HDL-Cが高値を示す可能性のある疾患についてを話題とします。

 HDL-Cが高値となる疾患には、原発性と続発性がります。


 ・ 原発性については、特殊な遺伝性や代謝性の異常に伴なうことから、その確定に、専門的な診断・治療機関での対応が必要となりますので、ここでは、省略とします。

 HDL-C高値で、脂質の代謝異常が、早くから認められる人では、専門的な診断を受けることです

角膜混濁などの場合、検討が必要です


 ・ 続発性の疾患を取り上げます。

  男性では、HDL-C値が、90mg/dl以上では、死亡率の増加となりますから、注意が必要です。

  続発性の高HDL-Cとして、まず、警戒すべきは、アルコールの影響です。

  飲酒、取り分け、長期的な大量の飲酒の習慣のある人は、要注意となります。

  肝障害や胆汁性肝硬変などの障害が、問題となります。


  次に、薬剤摂取によって誘発されるますから、以下のような薬に注意です。

   ・ステロイドホルモン剤、女性ホルモンのエストロゲンなど


   以上、特に、男性では、HDL-C高値が認められる場合には、検討が必要となります

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