Monday, May 07, 2007

低コレステロールを補うニードに答える・・1

      

高コレステロールより低コレステロールが怖い


 我が国では、国民的な“高コレステロール”恐怖症といって良いぐらいの状況にあります。

 そして、治療薬や医薬品のみならず、血中コレステロール値を下げることを売り物とする特保商品、サプリメントや健康食品などの百花繚乱状態に在ると言えます。

 しかしながら、“高コレステロール病”の代名詞と言って良いような、長年用いられてきた病名・「高脂血症」は、この4月25日の日本動脈硬化学会によって消滅、改名して、新たに「脂質異常症」と言う病名の誕生となりました。

  そして、新たな診断指針が設定されました。

 今度は、その診療指針から、血中コレステロール値は削除されてしまったのです

 つまり、コレステロール値の診断、治療としての意味を失ってしまったのです

 そうなると、血中コレステロールを下げる意味や条件は、どうなるかとなります。

 同じ、動脈硬化性疾患をターゲットとするメタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)の診断基準には、始めから、血中コレステロール値が含まれていない事実を考えれば、コレステロール値が有効な検査値でないことは、当然ともいえます。

 高コレステロール値が問題となるのは、家族性高コレステロール血症などの特別の病気に限られたのです。

 楽天ブログ「低コレステロールを上げる元祖」などに、既に、取り上げていますように、高コレステロール血症で、動脈硬化性疾患死のみならず、ガン、脳出血、感染症、事故・自殺死など全ての死亡原因を含めた死亡者数が上がるのは血中コレステロール値が280mg/dl以上になってからなのです。

 しかし、血中コレステロール値が180mg/dl以下の低コレステロールによる死亡者数の方が多いのが現実です。

 私たちの生命維持に、コレステロールは必要不可欠の成分なのです。

 動脈硬化予防には、単純な血中コレステロール値だけでは何ともならない新事実が明らかになって来ました。

 今や、新たな初期の動脈硬化発生過程での予防対策が求められるのです。

 メタボリックシンドロームについては、Dr.BEAUT・ソフィーリッチの「低コレ & ローコレ日記」の前のブログで取り上げてきましたので、興味のある人は参考にして下さい。

 ここでは、低コレステロールを改善する必要性を「俯瞰」的に取り上げたいと思います。

 (楽天ブログ「低コレステロールを上げる元祖」Dr.BEAUT・ソフィーリッチのブログ 「低コレ & ローコレ日記」に関連内容を取り上げています)

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