Thursday, June 14, 2007

低コレステロールが発症を増す疾患・・7

    脳出血・・2


 前回からの続きです。


 今回は、脳血管死亡、脳卒中死とありますから、以下に示します、何れの調査も、脳出血と脳梗塞、或いは両疾患の合併による死亡を意味しています。

 ・ 福井市の男性; 健診受信者37,379人を5年間追跡した結果です。

   血中総コレステロール値(TCH、mg/dl)が、221~250のグループに比して、TCHが220以下になると脳血管疾患による死亡率は、低下を始めました。


   TCHが、121~220の範囲では、脳血管疾患による死亡率は、ほぼ同様の死亡率でしたが、TCHが221~250のグループに比して、およそ4倍ぐらいの増加となっていました。

  TCHが、120以下となれば、5倍以上の死亡率の増加を示しています。

 ・ 茨城県の調査; 調査対象者は、40~79歳の10万人に及ぶ、5年間の追跡調査。

   脳卒中死亡は、TCHが200~219の範囲に比して、TCH199以下で、増加が始まりました。


   TCHが、160以下になりますと二倍ほどの脳梗塞死亡が増したのです

 前回の結果も含めて、脳出血を含めた脳卒中は、TCH低下と共に増加するとの結果だと判ります。

 心筋梗塞死も、低コレステロールによって、増加するとの結果を考慮しますと、動脈血管の安定化に占めるコレステロールの重要さを示すとの事実だと思います。

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・急性期反応蛋白・CRP」を取り上げています)


 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害・・スクアレン(スクワレン)」を取り上げています)

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