Tuesday, August 07, 2007

低コレステロールが発病を増す疾患・・41

 高齢者と血中コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値、及び、BMIのまとめ・・その15

・・・BMI(Body Mass Index)・・3


 肥満度(BMI)は、 その判定として、25.0以上を、現在のところ肥満と判定しています。

 既に、取り上げましたが、大櫛陽一著「検査値と病気 間違いだらけの診断基準」(太田出版)では、日本人の長生きとなるBMIは、男女、年齢を問わず、22~30だとあります

 「厚労省 平成16年 国民健康・栄養調査報告」(第一出版)には、肥満として、BMI25.0以上の性・年齢階層別の資料が取り上げられていますので、紹介します

      BMI25.0以上の性・年齢階層別分布%

   年齢          男性       女性

   15~19歳      13.0      6.5

   20~29歳      19.9      5.4

   30~39歳      28.9      8.3                             

   40~49歳      32.7     17.9

   50~59歳      30.8     24.1

   60~69歳      29.7     29.9

   70歳以上       25.5     26.7

  
  以上より、男性では、BMIが25.0以上となる年齢分布は、40歳代から59歳にかけて、上昇しているとわかります

  一方、女性では、前回に示しましたように、年齢が、15歳から39歳にかけて、BMIが18.5以下のやせに属する人達が多い故に、25.0以上の肥満の人達は、低下している特徴があります。

  50歳以上の更年期年齢では、肥満傾向の人は、増加して、60歳代の女性で、肥満グループの人は、一番多くなるとの結果です。

 前述しましたように、大櫛本では、BMIが22~30レベルでは、死亡率に影響無しとありますから、BMIについては、18.5以下の低下による死亡率の増加に注意する必要があるとなります

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬と心血管死亡・・海外の成績・・8・・心筋梗塞の既往のある人では」です)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・11・・植物エストロゲン・イソフラボン・・1」です)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・17』です)

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