コレステロール合成 & 代謝とスクアレン(スクワレン、suqualene)・・15・・スクアレン(スクワレン)とコレステロールは素肌美のキー成分・・その4・・ビタミンD3も合成される素肌美成分
コレステロールの合成 & 代謝系にあって、スクアレン(スクワレン)から、7ーヒドロキシコレステロールを経て、コレステロールが合成されることになります。
しかし、7-ヒドロキシコレステロールからは、ビタミンDも合成されているのです。
皮膚にあって、紫外線に暴露されると、ビタミンD3となるのです。
既に、述べてきましたように、スクアレン(スクワレン)は皮脂の成分であると同時に、そのスクアレン(スクワレン)からケラチノサイト(表皮角化細胞)で、コレステロールが合成されます。
更に、スクアレン(スクワレン)から、7-デヒドロキシコレステロールから、ビタミンD3が合成されるルートがあるのです。
ビタミンの定義は、体内では合成されない生理活性物質を意味するのですが、その定義からするとビタミンDは、今や、ビタミンから外す必要があるとなります。
丁度、太陽系の惑星にあって、冥王星を外されると同様の意味を内包しているのです。
コレステロール合成 & 代謝系にあって、ファルネシルピロリン酸からのルートで、コエンザイムQ10が合成されるようになると、既に、説明しましたが、そのコエンザイムQ10も、過っては、ビタミンの仲間と考えられていたのです。
それ故に、コエンザイムQ10は、今は、ビタミンから外されています。
人では、ビタミンAとEは、合成されていないと考えられていますが、ビタミンAもEも、植物では、コエンザイムQ10と同じく、ファルネシルピロリン酸から合成されているのです。
つまり、動植物にあって、トリトリペン、イソプレノイド構造を持った化合物は、このコレステロール合成 & 系と関連するルートを介して合成される大切な代謝系だと判ります。
コレステロール合成代謝系が、如何に生理活性物質と関連しているかを示すものです。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「コレステロールは悪者では無い・・わが国では、動物性脂質と動物性タンパク質摂取量が増加傾向となってから心疾患と脳血管疾患の死亡率は低下傾向となり、逆に、炭水化物とカロリー摂取は低下傾向にある」を取り上げています)
(楽天、ミクシイでは、「わが国の更年期以後の女性では、高コレステロールの心配は、ほとんど無し」を話題としています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・茶礼』を取り上げています)
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