コレステロール合成 & 代謝とスクアレン(スクワレン、suqualene)・・14・・スクアレン(スクワレン)とコレステロールは素肌美のキー成分・・その3
皮脂の内、脂腺から由来する脂質は95%に及び、残りの5%は表皮由来となります。
皮脂量とその構成成分は、皮膚の部位、性、年齢によって、その差がでるのです。
95%を占める脂腺に影響を及ぼす因子、ファクターが問題となります。
影響因子として、一番重要なのは、まず、コレステロールから合成されるステロイドホルモンなのです。
一日に合成されるステロイドホルモンのために、コレステロールは、50mgが用いられています。
そのステロイドホルモンの内、副腎皮質ホルモンのアンドロゲンが強い影響力を持っているのです。
・ 男性; 性腺由来のテストステロンは、女性におけるエストロゲンに当たるといえるホルモンです。
30代以降少しずつ低下をはじめますが、穏やかな減少であったり、人によって、その減少傾向は異なりますから、女性の更年期ほどハッキリした自覚や症状を認識することなく経過します。
しかし、テストステロン分泌低下は、皮脂の分泌量を低下させます。
それ故に、高齢化に伴なって、皮膚の乾燥が増す傾向となるのです。
・ 女性; エストロゲンは、男性のテストステロンとは、逆に、脂腺分泌を抑制する作用を持っています。
その分泌が低いレベルの人では、皮脂量は低くなってしまうことになるのです。
以上のように、ステロイドホルモンのアンドロゲン、テストステロン、エストロゲンなどの分泌は、性、年齢によって、そのステロイドホルモンの微妙なバランスが変わり、脂腺に影響し、皮脂量にも影響が出るのです。
既に、何度も述べていますように、ステロイドホルモンは、コレステロールから合成されるのですが、脂腺由来の脂質であるスクアレン(スクワレン)は、コレステロールに合成されるのです。
つまり、スクアレン(スクワレン)とコレステロールは、脂腺由来の脂質代謝およびステロイドホルモン合成にとっても、キー成分だとなります。
如何に、スクアレン(スクワレン)とコレステロールが、素肌美にとって、大切なキー成分だと理解できます。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「コレステロールは悪くは無い・・9・・動物性脂質摂取量が増しても、心疾患や脳血管疾患死は低下している・2」を取り上げています)
(楽天、ミクシイでは、「素肌美障害とコレステロール代謝・・ほとんどの女性は、高コレステロールの心配無し・・その5」を話題としています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・29・・わが国の喫茶・茶の湯文化・・茶礼』を取り上げています)
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