「健康力」の常識は変わっている・・3
・・メタボリックシンドロームの概念、キーとなる診断基準は変わっている; 耐糖能異常・・>肥満・・>酸化ストレス・慢性炎症へ・・1
メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)の概念は変わり続けているのです。
始めは、インスリン抵抗性・耐糖能異常に注目した動脈硬化性疾患の危険因子となるとの概念でした。
続いたのが、耐糖能異常の誘引となる原因を追究する研究によって、より上流となる誘引が肥満、内臓脂肪細胞・組織の肥大・蓄積にあると判ってきました。
更に、脂肪細胞・組織が、サイトカインのアディポカイン(アディポサイトカイン)分泌異常を起こすことによる、動脈硬化性病変を誘発、促進することが、明らかとなったのです。
そのアディポカイン(アディポサイトカイン)の分泌異常は、酸化ストレスを誘発、促進して、慢性炎症を、脂肪細胞・組織のみならず、動脈血管内皮に誘発することが、動脈硬化性疾患の病変発現の過程にキーとの解明となってきました。
酸化ストレス・慢性炎症の持続によって、脂肪細胞・組織、及び、血管の構造破壊が起り、リモデリンが起ってしまうことが、動脈硬化性疾患だと明らかとなってきたのです。
以上より、メタボリックシンドロームは、耐糖脳異常に始まり、肥満に注目が移り、今や、酸化ストレス・慢性炎症へと、その中心は変転してるのです。
動脈硬化性疾患は、耐糖脳異常、肥満を伴わなくとも発生することを考慮すれば、高コレステロール血症、LDL-コレステロール症の場合と同様に、動脈硬化性疾患誘発の統合した原因機序を解明した理解をしたことにつながりません。
歴史的名言、巨ゾウの体の一部分に触れているとなります。
今後、動脈硬化性疾患は、酸化ストレス・慢性炎症中心が移って解明が進むことになります。
そのパラメータとして、高感度CRPに注目が集まり、それに変わる酸化ストレス・慢性炎症を示す指標が探求されること、間違いなしの状況です。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・6・・「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の血管病変の基・・6・・メタボリックシンドロームによる血管病変は、中胚葉性由来の細胞、器官が主役となる』 を話題としています)
(楽天、ミクシイでは、『「脳力」は「素肌美力」、「抗加齢力」に通ず・・16・・我が国は、戦後、動物性脂質、タンパク質摂取量が増してから、心疾患、脳血管性疾患の死亡率は減少を続けている・・13・・健康生き生き選択の人類史・・人間の条件; 直立二足歩行と創造性のある知恵』 を話題としています)
(はてな日記では、 『おたぴー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・35・・おたぴー茶の湯は、日本のグローカル文化; ハイカルチャー、ポップ、キッチュ、サブラルチャー界を紛らかす・・35・・会所の喫茶・茶の湯・・4・・足利義教』を話題としています)
低コレステロール改善の元祖 ・・・ ローコレステアラーム(LOWCHOLESTEALARM)ーSnoberry Rhapsodyー
茶の湯文化は日本のグローカル文化で日常茶飯の総合生活文化。しかし、茶道は様式化の故に日常茶飯から遊離をしている。オタピィー茶の湯は今日的な日常茶飯にあって、ハイカルチャーとPOP-Kitschーサブカルチャとの界を紛らかす前衛性の精神を大切に茶の湯を楽しまんとするもの。 志、創意、俯瞰性を大切にする。 ローコレステアラームは低コレステロールの危険性に注目したサプリメント。 国民的な“高コレステロール病”は、高脂血症の病名は消え、脂質異常症と変わり、診断基準からコレステロール値は除外されたことにより認識を改めるべき時。低コレステロールの方が問題との話題を提起する。 オタピー茶の湯 & ロコレステアラームでは既成概念に対して、俯瞰的に茶の湯及びコレステロールについて考える。
Friday, November 16, 2007
Saturday, November 10, 2007
オタピー ラプソディー; 「脳力」は「健康力」を・・3
「健康力」の常識は変わっている・・2
田中祐二・太田光の知恵を感じさせるNHKテレビ番組「爆笑問題のニッポンの教養」(11月6日、2007年)で取り上げられた、静岡大学大学院教授・数理生態学者・吉村仁による「謎のセミ」のお話に驚き、考え込まさられました。
アメリカに生息する謎のセミは、数学で言う「素数」となる年にのみ、大量発生するというのです(1とその数以外では割る事が出来ない数)。
例えば、17年と言うような年にです。
生物的な摂理ではなく、数学的な摂理に従った、『素数年』以外には発生しない自然律があると言うのですからビックリです。
生物の生き残りの条件は、ダーウインによる進化論的思考によって、強さ、環境、共生などの、一見有利と考えられそうな優性条件にあると思ってきました。
しかし、「謎のセミ」は、そうした生物的な条件を越えた、数理的摂理によって生息している事になります。
考えてみれば、自然界の摂理は、生き物が生存に、一見有利な条件にあったとしても、環境変化も含めて、不利な条件変化と表裏の関係にあり、絶滅の危機とは隣り合わせの選択を、モットもらしく解釈して行っている可能性は高いのです。
取り分け、人類は、今尚、未熟な科学的な知識に、トンデモナイ選択をしている可能性は、日常茶飯に行っていること間違いなしと思います。
ヒトの社会では、科学的事実も、新しい発見・解明、ミス・誤りにより、ドングリかえってしまうことは、日常茶飯に、起こっていると言えるほどです。
科学的事実も、人為的にゆがめられている事は、少なくありません。
例えば、氾濫する“健康に良い”など、一体何が「ヨイ」のかです。
連日、見たり、聞いたりした“血液サラサラ”などの言葉は、今や死後となりました。
「高脂血症」の病名は消えてしまって、「脂質異常症」と変えられ、コレステロール値は、診断項目から削除されてしまったのです。
学者と思っている人達も、職業人に過ぎないのですが、多くの人達は、トカク聖人的な人達だと勘違いしている人達は少なくありません。
国家、権力、学者社会の習俗性、関連企業の意向、経済ナドナドと、通常の社会活動と同じ社会環境条件にあるといってよいでしょう。
例えば、宗教、国家、権力が、科学を支配した歴史は少なくありません。
有名な、天動説は、宗教によって弾圧を受けました。
今日のロシアを中心としたソ連邦では、共産主義思想の環境説による、国家、権力に提灯持ち“学者”によって、生物学も例外ではなく、支配され、今日の分子生物学の発展は、著しく遅れることになったのです。
有名な「背信の科学者たち」(Betrayers of the Truth Fraud and Deceit in the Halls of Science, W.Broad & N.Wade, Simon & Schuster,1983;牧野賢治訳、科学同人、1988)に取り上げられています事は、何も、珍しくないと思えてきます。
アメリカを中心とした、科学者たちの人間的なFRAUD & Deceitが取り上げられています。
私が観たり聞いたりのFraud & Deceitも少なくありません。
学者属も人間であり、発見・開発欲、名誉欲、出世欲、権力欲、金銭欲などが、“科学”に影響する事は、今日、他の社会で起こっているニュースの如くです。
そうした、昨今のアレヤコレヤの人間的な行動様式に遭遇するにつけ、真に、何が、生存、生き残りに有利な優性的選択とはを考えさせられます。
「健康力、素肌美力、抗加齢力とは」を取り上げているわが身を、俯瞰的に観察する時、世阿弥の言う「秘すれば花」も、「離見の見」があってこそとの「煩悩是道場」の思いとなります。
生物の生存にとって、「素数律」があることを教えられると、この世の「生き残りの条件」、「優性な生存の条件」とかをアレヤコレヤと思考する「我意我執」を越えた「因果律の必然性か、偶然性」の摂理に身を任せるべきかとの境地となります。
宇宙のビッグバンは時間ゼロで爆発した事になりますが、その時間ゼロより以前、つまり、ビッグバン以前のマイナス時間についての大宇宙の物理法則が理解出来るまでは、ヒトの『健康力』をアレヤコレヤ唱えるのも虚しいことなのか!?
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『「脳力」でメタボリックシンドロームを予防する・・11・・動脈硬化性疾患は、「慢性炎症・酸化ストレス病」・・7・・メタボリックシンドロームの考えは変わっている・・高感度CRPがキー』を話題としています)
(楽天、ミクシイでは、『「脳力」は、『素肌美力』、『抗加齢力』に通ず・・11・・わが国は、戦後、動物性脂質、タンパク質摂取量を増してから、心疾患、脳血管性疾患死亡率は減少を続けている・・7・・健康でイキイキ人生選択の歴史・・2』を話題としています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・33・・会所の喫茶・茶の湯・・3・・足利義満』を話題としています)
田中祐二・太田光の知恵を感じさせるNHKテレビ番組「爆笑問題のニッポンの教養」(11月6日、2007年)で取り上げられた、静岡大学大学院教授・数理生態学者・吉村仁による「謎のセミ」のお話に驚き、考え込まさられました。
アメリカに生息する謎のセミは、数学で言う「素数」となる年にのみ、大量発生するというのです(1とその数以外では割る事が出来ない数)。
例えば、17年と言うような年にです。
生物的な摂理ではなく、数学的な摂理に従った、『素数年』以外には発生しない自然律があると言うのですからビックリです。
生物の生き残りの条件は、ダーウインによる進化論的思考によって、強さ、環境、共生などの、一見有利と考えられそうな優性条件にあると思ってきました。
しかし、「謎のセミ」は、そうした生物的な条件を越えた、数理的摂理によって生息している事になります。
考えてみれば、自然界の摂理は、生き物が生存に、一見有利な条件にあったとしても、環境変化も含めて、不利な条件変化と表裏の関係にあり、絶滅の危機とは隣り合わせの選択を、モットもらしく解釈して行っている可能性は高いのです。
取り分け、人類は、今尚、未熟な科学的な知識に、トンデモナイ選択をしている可能性は、日常茶飯に行っていること間違いなしと思います。
ヒトの社会では、科学的事実も、新しい発見・解明、ミス・誤りにより、ドングリかえってしまうことは、日常茶飯に、起こっていると言えるほどです。
科学的事実も、人為的にゆがめられている事は、少なくありません。
例えば、氾濫する“健康に良い”など、一体何が「ヨイ」のかです。
連日、見たり、聞いたりした“血液サラサラ”などの言葉は、今や死後となりました。
「高脂血症」の病名は消えてしまって、「脂質異常症」と変えられ、コレステロール値は、診断項目から削除されてしまったのです。
学者と思っている人達も、職業人に過ぎないのですが、多くの人達は、トカク聖人的な人達だと勘違いしている人達は少なくありません。
国家、権力、学者社会の習俗性、関連企業の意向、経済ナドナドと、通常の社会活動と同じ社会環境条件にあるといってよいでしょう。
例えば、宗教、国家、権力が、科学を支配した歴史は少なくありません。
有名な、天動説は、宗教によって弾圧を受けました。
今日のロシアを中心としたソ連邦では、共産主義思想の環境説による、国家、権力に提灯持ち“学者”によって、生物学も例外ではなく、支配され、今日の分子生物学の発展は、著しく遅れることになったのです。
有名な「背信の科学者たち」(Betrayers of the Truth Fraud and Deceit in the Halls of Science, W.Broad & N.Wade, Simon & Schuster,1983;牧野賢治訳、科学同人、1988)に取り上げられています事は、何も、珍しくないと思えてきます。
アメリカを中心とした、科学者たちの人間的なFRAUD & Deceitが取り上げられています。
私が観たり聞いたりのFraud & Deceitも少なくありません。
学者属も人間であり、発見・開発欲、名誉欲、出世欲、権力欲、金銭欲などが、“科学”に影響する事は、今日、他の社会で起こっているニュースの如くです。
そうした、昨今のアレヤコレヤの人間的な行動様式に遭遇するにつけ、真に、何が、生存、生き残りに有利な優性的選択とはを考えさせられます。
「健康力、素肌美力、抗加齢力とは」を取り上げているわが身を、俯瞰的に観察する時、世阿弥の言う「秘すれば花」も、「離見の見」があってこそとの「煩悩是道場」の思いとなります。
生物の生存にとって、「素数律」があることを教えられると、この世の「生き残りの条件」、「優性な生存の条件」とかをアレヤコレヤと思考する「我意我執」を越えた「因果律の必然性か、偶然性」の摂理に身を任せるべきかとの境地となります。
宇宙のビッグバンは時間ゼロで爆発した事になりますが、その時間ゼロより以前、つまり、ビッグバン以前のマイナス時間についての大宇宙の物理法則が理解出来るまでは、ヒトの『健康力』をアレヤコレヤ唱えるのも虚しいことなのか!?
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『「脳力」でメタボリックシンドロームを予防する・・11・・動脈硬化性疾患は、「慢性炎症・酸化ストレス病」・・7・・メタボリックシンドロームの考えは変わっている・・高感度CRPがキー』を話題としています)
(楽天、ミクシイでは、『「脳力」は、『素肌美力』、『抗加齢力』に通ず・・11・・わが国は、戦後、動物性脂質、タンパク質摂取量を増してから、心疾患、脳血管性疾患死亡率は減少を続けている・・7・・健康でイキイキ人生選択の歴史・・2』を話題としています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・33・・会所の喫茶・茶の湯・・3・・足利義満』を話題としています)
Monday, October 29, 2007
オタピー ラプソディー; 「脳力」は「健康力」を・・2
「健康力」の常識は変わっている・・1
思いつくままに、「健康力」となる“常識”が如何に変わるかを取り上げてみます。
・ 私が、大学医学部の学生時代、内科の教授が栄養学として、青魚などの脂肪は、質、安定も悪く、動物性脂肪摂取が良いと講義を受けてきました。
今や、不安定の要因であった不飽和脂肪酸、例えば、EPAなどが重要で、所謂、動物性脂肪は、悪の根源の如くに言われています。
・ 肥満のパラメータ・BMI(Body Mass Index)は、正常域が、18.5以上25.0未満となっています。
しかし、死亡率との関係から見ると、BMI=24最低で、22以下、及び、28以上で上昇するのです。
・ わが国の第二位、三位を占める心疾患、脳血管性疾患による年齢調整死亡率は、1970年を界として、減少を続けており、最後の調査である2005年度は最低を記録しています。
しかし、魚介類を除いた動物性脂質摂取量は、1960年以後に、その摂取量は急速に、上昇したのです。
動物性タンパク質摂取量も、同様の傾向にあります。
・ 一日摂取総カロリー量は、戦後の1946年(昭和21年)では、1,903kcalであったのが、上昇が続き、1975年をピークの2,226kcalとなり、その後は低下傾向となり、2004年どでは、1,902kcalとなり、1946年度と同様のレベルまで低下を見ています。
戦後の“やせ細った時代”の摂取カロリー量まで、低下を見ながら、今日、“肥満”が課題となっているのは、何故でしょう。
・ 動脈硬化性疾患にあって、諸悪の根源の如く取り上げられて来た血中総コレステロール値は、日本動脈硬化学会による「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」の診断基準から、削除、取り除かれた上に、「高脂血症」の病名までが、「脂質異常症」と変えられてしまいました。
1987年から続いてきた、今までの血中総コレステロール値・220mg/dlは、一体、如何なる意味があったのかと混乱しませんか。
血液、ドロドロとか、キャッチコピーとして、色々言われてきた表現は、健康食品、サプリメントに用いては、アイナラヌと禁止令がでるほどです。
最近、すっかり、急に、消えてしまった事に気がついていますか。
・ 動脈硬化性疾患予防として、最近、急速に登場している「メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)」は、1988年には、耐糖能異常が動脈硬化性疾患の危険因子として注目されたのです。
処が、肥満・内臓脂肪が、耐糖能異常より、上流的支配をしているとのことから、2005年の世界糖尿病学会(IDF)による診断基準では、腹囲周囲による基準を必須項目としました。
わが国では、日本肥満学会を中心とした診断基準を設けて、IDF基準と同様に、腹部周囲測定による肥満を必須条件としたのです。
しかし、その腹囲周囲基準をめっぐて、アレヤコレヤの議論を呼んでいますが、兎にも角にも、来年度からの健康診断の目玉的話題となっています。
ところうが、耐糖能異常、肥満を必須項目と変遷してきた『メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)』の診断基準は、アメリカのメタボリックシンドロームの診断基準では、モトモト、肥満は必須項目と派していませんでしたが、2006年には、今度は、腹囲周囲測定による肥満の基準は、トウトウ削除して、高感度CRPに変えるような提案がなされるに及びました。
モトモト、動脈硬化性疾患になるのは、肥満の専売特許ではなく、痩せの人のみならず、普通のBMIと言われる人たちでも誘発される事を考慮すれば、当然と言えば当然と言えます。
最近、わが国の研究者の調査として、BMIが普通以下(25未満)の人達では、糖尿病、高血圧、脂質代謝異常の危険因子の内、二つ以上の人達では、BMIが25以上のグループの人達より、死亡率が高いと報道されたのです。
つまりは、少なくとも、肥満だろうが、普通であろうが、動脈硬化性疾患による危険性は、あまり、かわりがなさそうと言えそうです。
しかし、痩せは、BMI=18.5以下では、死亡率が上昇する危険性は高まりそうです。
感染症、ガン、脳出血、自殺・事故死などによる死亡率が増加する低コレステロールを伴なう危険性と考えられそうです。
如何に、健康情報の常識は、変わるかが判ると思います。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、 『動脈硬化性疾患は、「慢性炎症・酸化ストレス病」・・1・・動脈硬化性疾患の診断基準の変遷とその意味・・1・・血中総コレステロール値は消えた』を話題としています)
(楽天、ミクシイでは、『「脳力」は、『素肌美力」、「抗加齢力」に通ず・・5・・死亡率は、BMI=24が一番低くなる』を話題としています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・31・・会所の喫茶・茶の湯』を話題としています)
思いつくままに、「健康力」となる“常識”が如何に変わるかを取り上げてみます。
・ 私が、大学医学部の学生時代、内科の教授が栄養学として、青魚などの脂肪は、質、安定も悪く、動物性脂肪摂取が良いと講義を受けてきました。
今や、不安定の要因であった不飽和脂肪酸、例えば、EPAなどが重要で、所謂、動物性脂肪は、悪の根源の如くに言われています。
・ 肥満のパラメータ・BMI(Body Mass Index)は、正常域が、18.5以上25.0未満となっています。
しかし、死亡率との関係から見ると、BMI=24最低で、22以下、及び、28以上で上昇するのです。
・ わが国の第二位、三位を占める心疾患、脳血管性疾患による年齢調整死亡率は、1970年を界として、減少を続けており、最後の調査である2005年度は最低を記録しています。
しかし、魚介類を除いた動物性脂質摂取量は、1960年以後に、その摂取量は急速に、上昇したのです。
動物性タンパク質摂取量も、同様の傾向にあります。
・ 一日摂取総カロリー量は、戦後の1946年(昭和21年)では、1,903kcalであったのが、上昇が続き、1975年をピークの2,226kcalとなり、その後は低下傾向となり、2004年どでは、1,902kcalとなり、1946年度と同様のレベルまで低下を見ています。
戦後の“やせ細った時代”の摂取カロリー量まで、低下を見ながら、今日、“肥満”が課題となっているのは、何故でしょう。
・ 動脈硬化性疾患にあって、諸悪の根源の如く取り上げられて来た血中総コレステロール値は、日本動脈硬化学会による「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」の診断基準から、削除、取り除かれた上に、「高脂血症」の病名までが、「脂質異常症」と変えられてしまいました。
1987年から続いてきた、今までの血中総コレステロール値・220mg/dlは、一体、如何なる意味があったのかと混乱しませんか。
血液、ドロドロとか、キャッチコピーとして、色々言われてきた表現は、健康食品、サプリメントに用いては、アイナラヌと禁止令がでるほどです。
最近、すっかり、急に、消えてしまった事に気がついていますか。
・ 動脈硬化性疾患予防として、最近、急速に登場している「メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)」は、1988年には、耐糖能異常が動脈硬化性疾患の危険因子として注目されたのです。
処が、肥満・内臓脂肪が、耐糖能異常より、上流的支配をしているとのことから、2005年の世界糖尿病学会(IDF)による診断基準では、腹囲周囲による基準を必須項目としました。
わが国では、日本肥満学会を中心とした診断基準を設けて、IDF基準と同様に、腹部周囲測定による肥満を必須条件としたのです。
しかし、その腹囲周囲基準をめっぐて、アレヤコレヤの議論を呼んでいますが、兎にも角にも、来年度からの健康診断の目玉的話題となっています。
ところうが、耐糖能異常、肥満を必須項目と変遷してきた『メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)』の診断基準は、アメリカのメタボリックシンドロームの診断基準では、モトモト、肥満は必須項目と派していませんでしたが、2006年には、今度は、腹囲周囲測定による肥満の基準は、トウトウ削除して、高感度CRPに変えるような提案がなされるに及びました。
モトモト、動脈硬化性疾患になるのは、肥満の専売特許ではなく、痩せの人のみならず、普通のBMIと言われる人たちでも誘発される事を考慮すれば、当然と言えば当然と言えます。
最近、わが国の研究者の調査として、BMIが普通以下(25未満)の人達では、糖尿病、高血圧、脂質代謝異常の危険因子の内、二つ以上の人達では、BMIが25以上のグループの人達より、死亡率が高いと報道されたのです。
つまりは、少なくとも、肥満だろうが、普通であろうが、動脈硬化性疾患による危険性は、あまり、かわりがなさそうと言えそうです。
しかし、痩せは、BMI=18.5以下では、死亡率が上昇する危険性は高まりそうです。
感染症、ガン、脳出血、自殺・事故死などによる死亡率が増加する低コレステロールを伴なう危険性と考えられそうです。
如何に、健康情報の常識は、変わるかが判ると思います。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、 『動脈硬化性疾患は、「慢性炎症・酸化ストレス病」・・1・・動脈硬化性疾患の診断基準の変遷とその意味・・1・・血中総コレステロール値は消えた』を話題としています)
(楽天、ミクシイでは、『「脳力」は、『素肌美力」、「抗加齢力」に通ず・・5・・死亡率は、BMI=24が一番低くなる』を話題としています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・31・・会所の喫茶・茶の湯』を話題としています)
Thursday, October 11, 2007
オタピー ラプソディー; 「脳力」で「健康力」を・・1
「脳力」は「健康力」の常識を変えている
オタピー ラプソディーで言う「健康」とは、身体的(physical)、社会的(social)、心理的(psychological)、精神・心霊的(spiritual)に良好といえる状態を意味します。
巷では、よく聞く言葉に、「健康に良い」があります。
しかし、何を意味しているかが、よく判らないことが多いのです。
WHO〈世界保健機構〉の言う、健康とは、上述した概念を意味していると思います。
それ故に、日常茶飯の会話に合って、「健康に良い」との言葉を聞いた時には、何時も、私は、「如何なる意味での健康」を話題としているかに、「脳力」を働かせることにしているのです。
日本語は、大変、美しく、素晴らしい言葉だと思います。
言葉が含む、含蓄。
会話での間。
顔での微妙な表現。
手による表現。
いずれにあっても、お互いの意思疎通に通じます。
そうした、日本文化的代表として、日本語があると思います。
しかしながら、意味不明瞭となることが、決して少なくありません。
時に、曖昧な表現によって、すれ違わせていることが少なくありません。
伝統的な日本文化と言えば、和歌、俳句、源氏物語のような小説、絵巻・漫画、日本画・浮世絵。
能、茶の湯、料理・和菓子、建築・造園、盆栽。
色々、国際的評価を得られる可能性が高い日本文化を取り上げることが出来ます。
コントのペアー・『ラーメンズ』の小林賢太郎、片桐仁の「TEXT]を観たとき、彼らは、マサニ、現代に在って、日本文化のエセンスを明確に把握した上での日本文化の創生に通ずる演技と感心しました。
ただ、伝統、伝統と表面的・形骸的な日本文化としてではなく、日本文化の創生・発信者として、芸術性を発揮する重要なグループ、人物と、注目の限りです。
しかしながら、現実は、優れた文化を内包しながら、グローカルな文化として、グローバルな評価となって、普及を見ているものは、少ないのが現実と言えます。
その一つのパラメーターは、評価の内外格差の激しさから窺うことができます。
つまり、国際基準となるような、日本文化が評価を得ているものが、あまり、多くないということです。
例えば、国内で、バカのような値段がついても、国際的には、低い値段の評価となっているものが多いことです。
国際社会にあって、GDPレベルで、世界第二位の地位に、長年君臨しながら、文化・文明的な地位・評価は高くないのは、歴史的に言って、極めて、珍しいといえます。
何故かと考える必要があります。
「健康力」とは、人が生きる森羅万象を内包します。
そこで、「能力」を磨くことによって、「健康力」を征しましょう。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『「能力」でメタボリックシンドロームを予防する・・1』を話題としています)
(楽天、ミクシイでは、『「脳力」は「素肌美力」、「抗加齢力」に通ず・・1』を話題としています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・茶礼の喫茶・・夢窓疎石』を話題としていま)
)
オタピー ラプソディーで言う「健康」とは、身体的(physical)、社会的(social)、心理的(psychological)、精神・心霊的(spiritual)に良好といえる状態を意味します。
巷では、よく聞く言葉に、「健康に良い」があります。
しかし、何を意味しているかが、よく判らないことが多いのです。
WHO〈世界保健機構〉の言う、健康とは、上述した概念を意味していると思います。
それ故に、日常茶飯の会話に合って、「健康に良い」との言葉を聞いた時には、何時も、私は、「如何なる意味での健康」を話題としているかに、「脳力」を働かせることにしているのです。
日本語は、大変、美しく、素晴らしい言葉だと思います。
言葉が含む、含蓄。
会話での間。
顔での微妙な表現。
手による表現。
いずれにあっても、お互いの意思疎通に通じます。
そうした、日本文化的代表として、日本語があると思います。
しかしながら、意味不明瞭となることが、決して少なくありません。
時に、曖昧な表現によって、すれ違わせていることが少なくありません。
伝統的な日本文化と言えば、和歌、俳句、源氏物語のような小説、絵巻・漫画、日本画・浮世絵。
能、茶の湯、料理・和菓子、建築・造園、盆栽。
色々、国際的評価を得られる可能性が高い日本文化を取り上げることが出来ます。
コントのペアー・『ラーメンズ』の小林賢太郎、片桐仁の「TEXT]を観たとき、彼らは、マサニ、現代に在って、日本文化のエセンスを明確に把握した上での日本文化の創生に通ずる演技と感心しました。
ただ、伝統、伝統と表面的・形骸的な日本文化としてではなく、日本文化の創生・発信者として、芸術性を発揮する重要なグループ、人物と、注目の限りです。
しかしながら、現実は、優れた文化を内包しながら、グローカルな文化として、グローバルな評価となって、普及を見ているものは、少ないのが現実と言えます。
その一つのパラメーターは、評価の内外格差の激しさから窺うことができます。
つまり、国際基準となるような、日本文化が評価を得ているものが、あまり、多くないということです。
例えば、国内で、バカのような値段がついても、国際的には、低い値段の評価となっているものが多いことです。
国際社会にあって、GDPレベルで、世界第二位の地位に、長年君臨しながら、文化・文明的な地位・評価は高くないのは、歴史的に言って、極めて、珍しいといえます。
何故かと考える必要があります。
「健康力」とは、人が生きる森羅万象を内包します。
そこで、「能力」を磨くことによって、「健康力」を征しましょう。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『「能力」でメタボリックシンドロームを予防する・・1』を話題としています)
(楽天、ミクシイでは、『「脳力」は「素肌美力」、「抗加齢力」に通ず・・1』を話題としています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・茶礼の喫茶・・夢窓疎石』を話題としていま)
)
Friday, October 05, 2007
スクアレン(スクワレン)とコレステロール・・22
コレステロール合成 & 代謝とスクアレン(スクワレン、suqualene)・・16・・スクアレン(スクワレン)とコレステロールは素肌美のキー成分・・その5・・ビタミンDは、スクアレンから代謝合成される素肌美成分
以前から、日光浴が、ビタミンDを活性化して、ビタミンD3にすることはよく知られていました。
くる病などの原因となっていました。
今日、皮膚ガンの心配や、UVケヤー化粧品類の使用が普及して、皮膚でのビタミンD3の合成は落ちていると考えなければなりません。
以前は、ビタミンD3は、ビタミンで、人の体内では合成されてはいないと考えられ、皮膚にあっては、ただ単に、太陽による、ビタミンDのビタミンD3への活性化としての皮膚が想定されていたに過ぎませんでした。
しかし、ビタミンの定義から外れるといって良いような、体内合成系が、コレステロール合成、代謝系と関連して合成できるのです。
スクアレン(スクワレン)から、進むのです。
スクアレン自身が、皮脂成分としても重要であると同時に、ケラチノサイト(表皮角化細胞)でのコレステロール合成に関与しているのです。
加えて、皮膚のみならず、人の体内では、スクアレンを介して、ビタミンD合成系を有していることになります。
取り分け、皮膚にあっては、ビタミンDが合成されるのみならず、ビタミンD3への活性化にも重要な役割を果たしていることになります。
ビタミンDは、光老化といわれるシワ、シミ予防にも、大切なのです。
また、メラニン色素の沈着防止、コラーゲン合成の促進に関係して、シミ、ソバカス防止やシワ予防や皮膚の男性保持にとっても大切なの成分なのです。
ケラチノサイトの分化に関係して、ビタミンD3はケラチノサイトの増殖亢進が原因となる乾癬にも、有効な働きをしているのです。
血管壁の強化にも関与して、皮下出血防止にも役立っています。
コレステロール合成系の低下やスクアレン(スクワレン)の低下は、皮膚でのビタミンD3の合成系に影響があるとなります。
つまりは、素肌美障害となるのです。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「コレステロールは悪者では無い・・わが国の動脈硬化性疾患の心疾患、脳血管疾患の死亡率は、動物性脂質、タンパク質摂取量が上昇してから、低下傾向が続き、逆に、炭水化物、エネルギー摂取量は、低下を続けている」を取り上げています)
(楽天、ミクシイでは、「わが国の更年期以後の女性では、高コレステロールの心配は、ほとんど無し・・ムシロ、低コレステロールが問題」を取り上げています)
(はてな日記では、 『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・茶礼・・夢想礎石』を取り上げています)
以前から、日光浴が、ビタミンDを活性化して、ビタミンD3にすることはよく知られていました。
くる病などの原因となっていました。
今日、皮膚ガンの心配や、UVケヤー化粧品類の使用が普及して、皮膚でのビタミンD3の合成は落ちていると考えなければなりません。
以前は、ビタミンD3は、ビタミンで、人の体内では合成されてはいないと考えられ、皮膚にあっては、ただ単に、太陽による、ビタミンDのビタミンD3への活性化としての皮膚が想定されていたに過ぎませんでした。
しかし、ビタミンの定義から外れるといって良いような、体内合成系が、コレステロール合成、代謝系と関連して合成できるのです。
スクアレン(スクワレン)から、進むのです。
スクアレン自身が、皮脂成分としても重要であると同時に、ケラチノサイト(表皮角化細胞)でのコレステロール合成に関与しているのです。
加えて、皮膚のみならず、人の体内では、スクアレンを介して、ビタミンD合成系を有していることになります。
取り分け、皮膚にあっては、ビタミンDが合成されるのみならず、ビタミンD3への活性化にも重要な役割を果たしていることになります。
ビタミンDは、光老化といわれるシワ、シミ予防にも、大切なのです。
また、メラニン色素の沈着防止、コラーゲン合成の促進に関係して、シミ、ソバカス防止やシワ予防や皮膚の男性保持にとっても大切なの成分なのです。
ケラチノサイトの分化に関係して、ビタミンD3はケラチノサイトの増殖亢進が原因となる乾癬にも、有効な働きをしているのです。
血管壁の強化にも関与して、皮下出血防止にも役立っています。
コレステロール合成系の低下やスクアレン(スクワレン)の低下は、皮膚でのビタミンD3の合成系に影響があるとなります。
つまりは、素肌美障害となるのです。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「コレステロールは悪者では無い・・わが国の動脈硬化性疾患の心疾患、脳血管疾患の死亡率は、動物性脂質、タンパク質摂取量が上昇してから、低下傾向が続き、逆に、炭水化物、エネルギー摂取量は、低下を続けている」を取り上げています)
(楽天、ミクシイでは、「わが国の更年期以後の女性では、高コレステロールの心配は、ほとんど無し・・ムシロ、低コレステロールが問題」を取り上げています)
(はてな日記では、 『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・茶礼・・夢想礎石』を取り上げています)
Tuesday, October 02, 2007
スクアレン(スクワレン)とコレステロール・・21
コレステロール合成 & 代謝とスクアレン(スクワレン、suqualene)・・15・・スクアレン(スクワレン)とコレステロールは素肌美のキー成分・・その4・・ビタミンD3も合成される素肌美成分
コレステロールの合成 & 代謝系にあって、スクアレン(スクワレン)から、7ーヒドロキシコレステロールを経て、コレステロールが合成されることになります。
しかし、7-ヒドロキシコレステロールからは、ビタミンDも合成されているのです。
皮膚にあって、紫外線に暴露されると、ビタミンD3となるのです。
既に、述べてきましたように、スクアレン(スクワレン)は皮脂の成分であると同時に、そのスクアレン(スクワレン)からケラチノサイト(表皮角化細胞)で、コレステロールが合成されます。
更に、スクアレン(スクワレン)から、7-デヒドロキシコレステロールから、ビタミンD3が合成されるルートがあるのです。
ビタミンの定義は、体内では合成されない生理活性物質を意味するのですが、その定義からするとビタミンDは、今や、ビタミンから外す必要があるとなります。
丁度、太陽系の惑星にあって、冥王星を外されると同様の意味を内包しているのです。
コレステロール合成 & 代謝系にあって、ファルネシルピロリン酸からのルートで、コエンザイムQ10が合成されるようになると、既に、説明しましたが、そのコエンザイムQ10も、過っては、ビタミンの仲間と考えられていたのです。
それ故に、コエンザイムQ10は、今は、ビタミンから外されています。
人では、ビタミンAとEは、合成されていないと考えられていますが、ビタミンAもEも、植物では、コエンザイムQ10と同じく、ファルネシルピロリン酸から合成されているのです。
つまり、動植物にあって、トリトリペン、イソプレノイド構造を持った化合物は、このコレステロール合成 & 系と関連するルートを介して合成される大切な代謝系だと判ります。
コレステロール合成代謝系が、如何に生理活性物質と関連しているかを示すものです。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「コレステロールは悪者では無い・・わが国では、動物性脂質と動物性タンパク質摂取量が増加傾向となってから心疾患と脳血管疾患の死亡率は低下傾向となり、逆に、炭水化物とカロリー摂取は低下傾向にある」を取り上げています)
(楽天、ミクシイでは、「わが国の更年期以後の女性では、高コレステロールの心配は、ほとんど無し」を話題としています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・茶礼』を取り上げています)
コレステロールの合成 & 代謝系にあって、スクアレン(スクワレン)から、7ーヒドロキシコレステロールを経て、コレステロールが合成されることになります。
しかし、7-ヒドロキシコレステロールからは、ビタミンDも合成されているのです。
皮膚にあって、紫外線に暴露されると、ビタミンD3となるのです。
既に、述べてきましたように、スクアレン(スクワレン)は皮脂の成分であると同時に、そのスクアレン(スクワレン)からケラチノサイト(表皮角化細胞)で、コレステロールが合成されます。
更に、スクアレン(スクワレン)から、7-デヒドロキシコレステロールから、ビタミンD3が合成されるルートがあるのです。
ビタミンの定義は、体内では合成されない生理活性物質を意味するのですが、その定義からするとビタミンDは、今や、ビタミンから外す必要があるとなります。
丁度、太陽系の惑星にあって、冥王星を外されると同様の意味を内包しているのです。
コレステロール合成 & 代謝系にあって、ファルネシルピロリン酸からのルートで、コエンザイムQ10が合成されるようになると、既に、説明しましたが、そのコエンザイムQ10も、過っては、ビタミンの仲間と考えられていたのです。
それ故に、コエンザイムQ10は、今は、ビタミンから外されています。
人では、ビタミンAとEは、合成されていないと考えられていますが、ビタミンAもEも、植物では、コエンザイムQ10と同じく、ファルネシルピロリン酸から合成されているのです。
つまり、動植物にあって、トリトリペン、イソプレノイド構造を持った化合物は、このコレステロール合成 & 系と関連するルートを介して合成される大切な代謝系だと判ります。
コレステロール合成代謝系が、如何に生理活性物質と関連しているかを示すものです。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「コレステロールは悪者では無い・・わが国では、動物性脂質と動物性タンパク質摂取量が増加傾向となってから心疾患と脳血管疾患の死亡率は低下傾向となり、逆に、炭水化物とカロリー摂取は低下傾向にある」を取り上げています)
(楽天、ミクシイでは、「わが国の更年期以後の女性では、高コレステロールの心配は、ほとんど無し」を話題としています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・茶礼』を取り上げています)
Friday, September 28, 2007
スクアレン(スクワラン)とコレステロール・・20
コレステロール合成 & 代謝とスクアレン(スクワレン、suqualene)・・14・・スクアレン(スクワレン)とコレステロールは素肌美のキー成分・・その3
皮脂の内、脂腺から由来する脂質は95%に及び、残りの5%は表皮由来となります。
皮脂量とその構成成分は、皮膚の部位、性、年齢によって、その差がでるのです。
95%を占める脂腺に影響を及ぼす因子、ファクターが問題となります。
影響因子として、一番重要なのは、まず、コレステロールから合成されるステロイドホルモンなのです。
一日に合成されるステロイドホルモンのために、コレステロールは、50mgが用いられています。
そのステロイドホルモンの内、副腎皮質ホルモンのアンドロゲンが強い影響力を持っているのです。
・ 男性; 性腺由来のテストステロンは、女性におけるエストロゲンに当たるといえるホルモンです。
30代以降少しずつ低下をはじめますが、穏やかな減少であったり、人によって、その減少傾向は異なりますから、女性の更年期ほどハッキリした自覚や症状を認識することなく経過します。
しかし、テストステロン分泌低下は、皮脂の分泌量を低下させます。
それ故に、高齢化に伴なって、皮膚の乾燥が増す傾向となるのです。
・ 女性; エストロゲンは、男性のテストステロンとは、逆に、脂腺分泌を抑制する作用を持っています。
その分泌が低いレベルの人では、皮脂量は低くなってしまうことになるのです。
以上のように、ステロイドホルモンのアンドロゲン、テストステロン、エストロゲンなどの分泌は、性、年齢によって、そのステロイドホルモンの微妙なバランスが変わり、脂腺に影響し、皮脂量にも影響が出るのです。
既に、何度も述べていますように、ステロイドホルモンは、コレステロールから合成されるのですが、脂腺由来の脂質であるスクアレン(スクワレン)は、コレステロールに合成されるのです。
つまり、スクアレン(スクワレン)とコレステロールは、脂腺由来の脂質代謝およびステロイドホルモン合成にとっても、キー成分だとなります。
如何に、スクアレン(スクワレン)とコレステロールが、素肌美にとって、大切なキー成分だと理解できます。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「コレステロールは悪くは無い・・9・・動物性脂質摂取量が増しても、心疾患や脳血管疾患死は低下している・2」を取り上げています)
(楽天、ミクシイでは、「素肌美障害とコレステロール代謝・・ほとんどの女性は、高コレステロールの心配無し・・その5」を話題としています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・29・・わが国の喫茶・茶の湯文化・・茶礼』を取り上げています)
皮脂の内、脂腺から由来する脂質は95%に及び、残りの5%は表皮由来となります。
皮脂量とその構成成分は、皮膚の部位、性、年齢によって、その差がでるのです。
95%を占める脂腺に影響を及ぼす因子、ファクターが問題となります。
影響因子として、一番重要なのは、まず、コレステロールから合成されるステロイドホルモンなのです。
一日に合成されるステロイドホルモンのために、コレステロールは、50mgが用いられています。
そのステロイドホルモンの内、副腎皮質ホルモンのアンドロゲンが強い影響力を持っているのです。
・ 男性; 性腺由来のテストステロンは、女性におけるエストロゲンに当たるといえるホルモンです。
30代以降少しずつ低下をはじめますが、穏やかな減少であったり、人によって、その減少傾向は異なりますから、女性の更年期ほどハッキリした自覚や症状を認識することなく経過します。
しかし、テストステロン分泌低下は、皮脂の分泌量を低下させます。
それ故に、高齢化に伴なって、皮膚の乾燥が増す傾向となるのです。
・ 女性; エストロゲンは、男性のテストステロンとは、逆に、脂腺分泌を抑制する作用を持っています。
その分泌が低いレベルの人では、皮脂量は低くなってしまうことになるのです。
以上のように、ステロイドホルモンのアンドロゲン、テストステロン、エストロゲンなどの分泌は、性、年齢によって、そのステロイドホルモンの微妙なバランスが変わり、脂腺に影響し、皮脂量にも影響が出るのです。
既に、何度も述べていますように、ステロイドホルモンは、コレステロールから合成されるのですが、脂腺由来の脂質であるスクアレン(スクワレン)は、コレステロールに合成されるのです。
つまり、スクアレン(スクワレン)とコレステロールは、脂腺由来の脂質代謝およびステロイドホルモン合成にとっても、キー成分だとなります。
如何に、スクアレン(スクワレン)とコレステロールが、素肌美にとって、大切なキー成分だと理解できます。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「コレステロールは悪くは無い・・9・・動物性脂質摂取量が増しても、心疾患や脳血管疾患死は低下している・2」を取り上げています)
(楽天、ミクシイでは、「素肌美障害とコレステロール代謝・・ほとんどの女性は、高コレステロールの心配無し・・その5」を話題としています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・29・・わが国の喫茶・茶の湯文化・・茶礼』を取り上げています)
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