Wednesday, July 11, 2007

低コレステロールが発病を増す疾患・・24

  高齢化と栄養・・その3・・BMI=18.5以下の痩せんが危険・・


 栄養条件のパラメータとして、BMI(Body Mass Index)を指標とした、肥満と痩せに注目します。

 BMI=体重(Kg)/身長X身長(㎡)

  つまり、体重を身長(m)の二乗で割って、算出した値です。

 BMI=25.0以上が肥満、BMI=18.5~25.0の範囲が普通、BMI=18.5以下を痩せ/低体重と判定するのです。

 Dr.BEAUT・ソフィーリッチの「動脈硬化性疾患の予防と治療・・24  動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・24・・BMI/痩せすぎが危険・・その2」で取り上げましたように、BMI低下によって、低コレステロール障害と同様に、ガンや感染症死、骨粗鬆症や骨折などの発症が増すのです

 高齢者では、肥満による死亡率の増加は、ほとんど、認められてはいないのです(Dr.BEAUT・ソフィーリッチ;同上)

 我が国で、65歳以上の男女で、年齢別の痩せの分布がどの位かを、厚労省の2004年度国民健康・栄養調査報告書から、以下に示します。


 BMIの状況(%)
          痩せ           普通         肥満               
       BMI=18.5以下    18.5~25        25以上 

  年齢     男   女      男   女      男   女

 65~69    3.7   7.7     65.2  60.9    31.3  20.6

 70~74    8.7   9.8     60.3  61.5    31.0   28.7

 75~79    8.1   7.0     65.1  63.4    26.7   29.6
 
 80~84   16.5   10.4    70.6  65.2    12.9   24.3

 85歳以上  10.3   15.4    74.4  69.2    15.4   15.4

 以上より、BMIが18.5以下の痩せグループは、若い世代ほどの顕著な差は、認められません(本日のDr.BEAUT・ソフィーリッチ「動脈硬化性疾患の予防と治療・・25」で取り上げています)

 65歳以上で、痩せの危険性のある人は、男女共に、10%だと判ります

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・BMI/痩せが危険・・その3」を取り上げています)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール・・その4」を取り上げています)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・6』を取り上げています)


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