Monday, July 23, 2007

低コレステロールが発病を増す疾患・・30

 高齢化と血中コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値、及び、BMIのまとめ・・その5

 ・・・総コレステロールと性別、年齢別基準値

  大櫛陽一グループの奥山治美、田中裕幸、山門實らによる「コレステロール治療ガイドライン 2006年」(「検査値と病気 間違いだらけの診断基準」)が示されていますので、紹介したいと思います。

 ・ 低値については、年齢とは無関係に、「男女共に、180mg/dl以下にしないこと」と示されています。

 ・ 高値については、男女別、年齢別に、以下の如くに示されています。

                   総コレステロール値(mg/dl)

        年齢          男性      女性

      20~24        >220      >220

      25~29        >230      >230

      30~34        >240      >240

      35~39        >250      >250

      40~44        >260      >260

      45~49        >260      >270

      50歳以上       >270      >280                                              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  日本動脈硬化学会の定める「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」(協和企画)での血中コレステロール値は、病名が「脂質異常症」と改められ、表面からは、「血中総コレステロール値」は削除されましたが、実体としての値は、220mg/dl に据え置かれています(p.13)。

 コレステロール値が、220mg/dlに相当するLDL-コレステロール値として、140mg/dlと基準値が決められているのです(p.13)。

 次回は、大櫛グループのLDL-コレステロール値を示します。

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬治療と心血管死亡」です)

 (楽天、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール代謝・・胆汁酸・その3」です)

 (はてな日記では『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・10』です)

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