コレステロール合成 & 代謝とスクアレン(スクワレン、suqualene)・・7・・スクアレン(スクワレン)による血中コレステロール値の上昇・・3・・スクアレン(スクワレン)摂取量の増減と血中コレステロール値の変化
前回は、スクアレン(スクワレン)の一日摂取量を増加することによって、血中総コレステロール値(TCH,mg/dl)の上昇度(上昇%)は早くなることを示しました。
今回は、一人一人の人が、スクアレン(スクワレン)の一日摂取量を、一定の期間をおいて変動させた場合のTCHの上昇比%に与える影響を検討したお話です。
スクアレン(スクワレン)を一日600mgの摂取をしていた人達が、その摂取を中止しますと、4週間後には、12%前後のTCHが低下したのです。
そのスクアレン(スクワレン)の一日600mgから、300mgに減らした場合では、4%前後の低下%と、その減少度は穏やかとなるのです。
今回のグループの人達では、一日摂取量が0から、一日600mg4週間の摂取では、上昇比%は、15%前後でした。
逆に、今度は、一日300mgから、600mgに摂取量を上げますと、その4週間後には、9%前後の上昇%比と、その上昇度は低下します。
一日600mgから、更に、4週間の600mgの摂取を続けた場合は、その上昇%比は、7%前後と、スクアレン(スクワレン)摂取量の変化、増量が多い方が、その上昇%比は高くなるとわかります。
一日135mgから、300mgへの摂取量増加は、6%前後となります。
以上のようなスクアレン(スクワレン)摂取量の増減によって、TCHの上昇%比は対応した増減をすることがわかります。
つまり、前回のお話と組み合わせると、確かに、スクアレン(スクワレン)は、血中の総コレステロール値を上昇させるということです。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・高コレステロールによる心血管死亡率を低下させる治療基準・・わが国の基準と問題」を取り上げています)
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