コレステロール合成 & 代謝とスクアレン(スクワレン、suqualene)・・9・・スクアレン(スクワレン)のよる血中コレステロール値の上昇・・5・・スクアレン(スクワレン)摂取量と血中脂質成分との関係(TCH,LDL-C,HDK-C,TG)・その2
TCHは、血中総コレステロール値(mg/dl), LDL-Cは、LDL-コレステロール値(mg/dl), HDLーコレステロール値(mg/dl), TGは、トリグリセライド(中性脂肪、mg/gl)を示します。
スクアレン(スクワレン)の一日摂取量によって、TCHの上昇レベルは変わります。
例えば、一日スクアレン(スクワレン)摂取量が、270mgで、4週間(28日)続けますと、TCHは、9%前後の上昇となります。
そのスクアレン(スクワレン)投与量とTCH上昇は、P<0.0001の統計的な有意差を持った上昇となります(P<0.05で、有意の差あり)。
つまり、TCH上昇は、スクアレン(スクワレン)摂取量に依存して、上昇していることになるのです。
TCHに関連してたLDL-C,HDL-C,TGとの関係は、以下の如くです。
・ LDL-C; スクアレン(スクワレン)摂取量が、一日270mgで、4週間続けますと、LDL-Cは、6%前後の上昇となります。
統計的には、P<0.1744で、有意差がある上昇とはなっていません。
つまり、LDL-Cは、スクアレン(スクワレン)摂取によって、上昇傾向は示すのですが、有意差ある上昇は示さないとなります。
・ HDL-C; スクアレン(スクワラン)の一日摂取量が、270mg/4週間によって、HDL-Cは、9.5%前後の上昇を伴ないます。
統計的な有意差は、P<0.0065と認められます。
つまり、HDL-Cは、スクアレン(スクワレン)摂取によって、有意差を持った上昇傾向を示すと言うことです。
・ TG; スクアレン(スクワレン)の一日摂取量が、270mg/4週間によって、TGは、21.5%前後の上昇を示しました。
しかし、統計的には、P<0.9916であり、ほとんど、スクアレン(スクワレン)投与量とは、無関係だとなります。
以上より、スクアレン(スクワレン)摂取は、TCH、及び、HDL-Cは、有意に上昇させる。
しかし、LDL-Cは、有意差を持った上昇とはならないとなります。
TGについては、スクアレン(スクワレン)摂取とは、ほぼ、無関係と言えます。
TGが、食事や運動量との関係が強いことを示す結果ともなっています。
TCH上昇に伴なって、HDL-Cが上昇することは、以下の如くに考えられると思います。
TCH摂取者は、TCH<180の人が大部分を占めていますが、TCH<200を対照としています。
低TCHが続いた人達に取って、全身の臓器や組織は、コレステロール不足の状態にあると予想されます。
それ故に、HDL-Cが転送すべき必要のある余分なコレステロール不足にあり、低HDL-C状態となります。
そこで、TCH上昇に伴なって、低コレステロール状態は改善されて、その結果として、HDL-C上昇は速やかに改善したと考えられます。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「コレステロールは、悪くない・・1・・コレステロールへの認識を改めよう」を取り上げています)
(楽天、ミクシイでは、「素肌美障害とコレステロール・・ステロイドホルモン・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン・・骨との関係」を取り上げています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・わが国の喫茶・茶の湯文化の始まり、歴史』を取り上げています)
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