高齢者と血中コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値、及び、BMIのまとめ・・その11
・・・HDL-コレステロール値の基準値・・4・・高値を示す疾患
前回までに、HDL-コレステロール値(HDL-C)では、男性では、その高値と低値のいづれにあっても、死亡率の増加が認められています。
一方、女性では、HDL-Cの高値によって、その死亡率の増加は認められず、低値が問題となります。
HDLーCについては、高値はあまり問題となっていませんが、男性では、死亡率の増加となりますから、その可能性のある条件を学んでおきます。
今回、HDL-Cが高値を示す可能性のある疾患についてを話題とします。
HDL-Cが高値となる疾患には、原発性と続発性がります。
・ 原発性については、特殊な遺伝性や代謝性の異常に伴なうことから、その確定に、専門的な診断・治療機関での対応が必要となりますので、ここでは、省略とします。
HDL-C高値で、脂質の代謝異常が、早くから認められる人では、専門的な診断を受けることです。
角膜混濁などの場合、検討が必要です。
・ 続発性の疾患を取り上げます。
男性では、HDL-C値が、90mg/dl以上では、死亡率の増加となりますから、注意が必要です。
続発性の高HDL-Cとして、まず、警戒すべきは、アルコールの影響です。
飲酒、取り分け、長期的な大量の飲酒の習慣のある人は、要注意となります。
肝障害や胆汁性肝硬変などの障害が、問題となります。
次に、薬剤摂取によって誘発されるますから、以下のような薬に注意です。
・ステロイドホルモン剤、女性ホルモンのエストロゲンなど。
以上、特に、男性では、HDL-C高値が認められる場合には、検討が必要となります。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、 「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬と心血管死亡・・海外の成績・・4」です)
(楽天、ミクシイでは、 「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・男性ホルモン・・7」です)
(はてな日記では、 『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・14』です)
No comments:
Post a Comment