高齢者と血中コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値、及び、BMIのまとめ・・その12
・・・HDL-コレステロール値の基準値・・5・・低値を示す疾患
男女共に、HDL-コレステロール値(HDL-C,mg/dl)の低値にあっては、死亡率は増加します。
取り分け、女性にあっては、高値では、死亡率の増加を示さないのですが、低値では、有意の死亡率増加を示しますから、要注意です。
今回は、HDL-C低値を示す可能性のある疾患について、検討とします。
HDL-C高値の場合と同様に、原発性疾患と続発性疾患とがあります。
・ 原発性疾患では、遺伝性異常に伴なう代謝疾患が考えられます。
HOL-C高値の場合と同様に、専門的検討と診断に基づく治療が求められます。
・ 続発性の疾患
動脈硬化性疾患の危険因子となる疾患や生活習慣が問題となります。
つまり、脂質異常症、糖尿病、高血圧、メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝異常症)。
生活習慣としては、禁煙、運動不足などです。
ダイエット、異栄養、低栄養で、HDL-C低下が問題となります。
肝硬変によるコレステロール合成や蛋白合成低下も、障害となります。
甲状腺機能亢進症による、体内エネルギーの無駄な消費も、低HDL-Cを誘発します。
また、消耗性疾患として、ガン、慢性感染症に、注意です。
次に、薬剤性があります。
スタチン系コレステロール低下薬や脂質低下薬の使用による低下に注意。
以上、低HDL-Cでは、体内で、コレステロール不足が問題となり、死亡率の増加を伴ないますから、日頃からの注意が必要です。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬と心血管病死・・海外の成績・・5」です)
(楽天、ミクシイでは、「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・テストステロン・2」です)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・15』です)
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