・・・脳とコレステロール・・3
高齢化に伴なって、血中総コレステロール値(TCH)が、180mg/dl以下と低下する人達が増すのは、男性に多いのです。
一方、女性では、更年期以後には、TCHは上昇となるために、その低下する人達は、少なめです。
もう一度、TCH180mg/dl以下となる、65歳以上の男女別、年齢階層別分布%の男女間の相違を示します。
性別 年齢 65~69 70~74 75~79 80~84 85歳以上
男性 27.8 36.5 39.3 35.6 50.0
女性 15.9 13.6 17.4 19.2 15.9
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
男性の30%以上が、低コレステロールとなっていますが、女性は、15%ほどと、男性の半分ぐらいに過ぎません。
この差が、わが国での、男女での平均寿命の差となってあらわれているように思います。
平均寿命は、男性78.6、女性85.6と、およそ7歳の差があります。
そして、周囲の高齢者を見られると、意識レベルも、気力、活力もシッカリした人が多いのは女性だと思いませんか。
私は、男性は社会的仕事を離れると、“ワシも、ワシも”族、“濡れ落ち葉”族と言われるように、刺激と意欲から削がれたためと思っていました。
しかし、最近は、男性では、低コレステロール値による前頭葉的支配の意欲に欠けるようになるからではないかと考えています。
逆に、女性では、高齢化によって、低コレステロールを示す人は、何か、他に、その原因が無いかと検討の必要があると言って良いでしょう。
ガン、脳出血の危険、慢性の感染症がないかなどの検討です。
高齢化に伴なった、皮膚乾燥症や褥瘡の発生にも、コレステロールは、関わりが指摘されています。
低コレステロールの人では、褥瘡が発生し易く、治り難いとの指摘もあります。
以上より、高齢化に伴なった、血中総コレステロール値低下は、180mg/dl以下にしない、LDL-コレステロール値は、100mg/dl以下にはしないように、注意をすることが、意欲、活力を失うことの無い、人間力、生力ある人生を楽しむため必要条件と言えるでしょう。
既に、取り上げました大櫛グループによる基準では、男女、年齢にかかわらず、虚血性の心疾患の既往、糖尿病など、動脈硬化性疾患の危険因子があっても、血中総コレステロール値は180mg/dl以下にしない、LDL-コレステロール値は、100mg/dl以下にはしないと規定しています。
人類の祖先が、地上に降り立ち、草食物に加えて、肉食摂取を開始したことによって、大脳、知能の発達を経過を忘れてはなりません。
高齢化すれば、人間力のためには、マスマス、肉食成分摂取のニードは高まっていると考える必要があるのです。
最近、テレビや新聞などのマスコミで反乱していた“血液ドロドロ”,“血液サササラ” と言う言葉は、健康との関連で用いることが出来なり、死語となったのです。
その非科学性が問題だからなのです。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬と心血管死亡・・フィブラート系脂質低下薬と海外の臨床成績」です)
(楽天、ミクシイでは、「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・植物性エストロゲン・・大豆イソフラボン・3」です)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」』です)
No comments:
Post a Comment