コレステロール合成 & 代謝とスクアレン(スクワレン、sukualene)・・8・・スクアレンで血中コレステロール値が上昇する理由・4・・年齢別、性別とコレステロール値<180分布%
大櫛グループによる基準では、例え、心筋梗塞の既往のある人、つまり、心筋梗塞の発作を経験した使途にとっても、血中総コレステロール値(TCH,mg/dl)<180、LDL-コレステロール値<100とはしないようにとの設定になっています。
TCH<180となれば、既に、何度も取り上げていますように、ガン、脳出血、感染症などによる死亡の増加、自殺・事故死の増加を見るからです。
TCH<180以下となる年齢階層別、性別では、若年層では、男・女性に多く、高齢化に伴なっては、男性に多くなります。
以下に、厚生労働省による「平成16年 国民健康・栄養調査報告」(第一出版)に示されています、総コレステロール値の分布(性・年齢階級別)(p.172)から、男女別、年齢別での、TCH<180となる分布%を示します。
如何に、低コレステロールの改善を必要とする分布%が多いか判ります。
この内で、肝障害が極めて悪い人など、特別の理由のある人を除けば、大部分の人で、スクアレン(スクワレン)の摂取によって、TCHが180mg/dl以上に上昇させることが出来ます。
ローコレステアラームIの重要性が理解できると思います。
TCH<180の年齢階層別・性別分布%
年齢 20~29 30~39 40~49 50~60 60~69 70歳以上
男性 58.5 29.6 18.3 21.6 25.9 38.0
女性 57.3 44.8 25.3 9.2 12.2 15.7
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・ 低コレステロールを示す分布%が多い男性; 若年者の20~29歳、 高齢者の70歳以上で増加していることが判ります。
・ 低コレステロールを示す分布%が多い女性; 若年層では、20~39歳、 それ以上の年齢では、70歳以上の高齢化を伴なう年齢層でも、TCHが180以下になる分布%は低いとわかります。
逆に、大櫛グループ基準では、高コレステロール血症となる基準値は、男女別、年齢階層別に定められています。
参考までに、高コレステロールと言える上限値を紹介しておきます。
以下の如くとなりますが、若年層では、低い基準の設定とはなっていますが、TCH=180以下にはしないようにとなっています。
年齢階層別・性別のTCH上限値
年齢 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50歳以上
男性 220 230 240 250 260 260 260
女性 220 230 240 250 260 270 280 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上、低コレステロール血症の危険域にある人達が、若年層の男女、高齢男性に多いと判ります。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、 「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・「海外の代表的なスタチンを用いた大規模臨床試験」と心血管死亡率を低下させる治療基準・4」です)
(楽天、ミクシイでは、「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・植物エストロゲン・・大豆イソフラボン・12」です)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」』です)
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