Thursday, July 05, 2007

低コレステロールが発病を増す疾患・・21

  高齢化とトリグリセライド(中性脂肪)・・その3

 トリグリセライド(中性脂肪)の低値は、肥満のパラメターのBMI(Body Mass Index)が18.5以下の低体重のやせの人に多いのです。

 また、低コレステロール値(180mg/dl)以下の危険域の人が、多いのが事実だと思います。

 低トリグリセライド(中性脂肪)が危険域となるのは、血中トリグリセライド値60mg/dl以下となります

 そこで、今回は、厚労省の「平成16年度 国民健康・栄養調査報告書」(第一出版)より、高齢化(65歳以上)による、男女別、年齢階層別の低グリセライドを伴なう分布%を示します。

 報告書では、血中トリグリセライド値が、79mg/dl以下となっており、60以下との調査とはなっていませんので、79mg/dl以下の分布%で示します。

   年齢       トリグリセライド値79mg/dl未満以下の分布%

                 男性        女性
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  65~69         11.3       14.8

  70~74         19.4      14.5

  75~79         22.7      10.0

  80~84         28.8      15.1

  85歳以上        45.4      21.3

  
  70歳以上        23.3      13.6
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・

  以上より、低トリグリセライド(中性脂肪)の危険性のある人は、男性に多いと判ります。

  高齢化に伴なった危険性は、低コレステロール同様、男性にあります。

  男性は、高齢化による厳しさに、女性より曝されていると、ご用心です。

  (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・BMI/肥満」 を取り上げています)

  (楽天ブログ、ミクシイでは「素肌美障害とコレステロール」 を取り上げています)

  (はてなブログでは『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」』 を取り上げています)

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