高齢化と血中コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値、及び、BMIのまとめ・・その5
・・・総コレステロールと性別、年齢別基準値
大櫛陽一グループの奥山治美、田中裕幸、山門實らによる「コレステロール治療ガイドライン 2006年」(「検査値と病気 間違いだらけの診断基準」)が示されていますので、紹介したいと思います。
・ 低値については、年齢とは無関係に、「男女共に、180mg/dl以下にしないこと」と示されています。
・ 高値については、男女別、年齢別に、以下の如くに示されています。
総コレステロール値(mg/dl)
年齢 男性 女性
20~24 >220 >220
25~29 >230 >230
30~34 >240 >240
35~39 >250 >250
40~44 >260 >260
45~49 >260 >270
50歳以上 >270 >280 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本動脈硬化学会の定める「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」(協和企画)での血中コレステロール値は、病名が「脂質異常症」と改められ、表面からは、「血中総コレステロール値」は削除されましたが、実体としての値は、220mg/dl に据え置かれています(p.13)。
コレステロール値が、220mg/dlに相当するLDL-コレステロール値として、140mg/dlと基準値が決められているのです(p.13)。
次回は、大櫛グループのLDL-コレステロール値を示します。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬治療と心血管死亡」です)
(楽天、ミクシイでは、「素肌美障害とコレステロール代謝・・胆汁酸・その3」です)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・10』です)
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