栄養条件のパラメータとして、BMI(Body Mass Index)を指標とした、肥満と痩せに注目します。
BMI=体重(Kg)/身長X身長(㎡)
つまり、体重を身長(m)の二乗で割って、算出した値です。
BMI=25.0以上が肥満、BMI=18.5~25.0の範囲が普通、BMI=18.5以下を痩せ/低体重と判定するのです。
Dr.BEAUT・ソフィーリッチの「動脈硬化性疾患の予防と治療・・24 動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・24・・BMI/痩せすぎが危険・・その2」で取り上げましたように、BMI低下によって、低コレステロール障害と同様に、ガンや感染症死、骨粗鬆症や骨折などの発症が増すのです。
高齢者では、肥満による死亡率の増加は、ほとんど、認められてはいないのです(Dr.BEAUT・ソフィーリッチ;同上)。
我が国で、65歳以上の男女で、年齢別の痩せの分布がどの位かを、厚労省の2004年度国民健康・栄養調査報告書から、以下に示します。
BMI=18.5以下 18.5~25 25以上
年齢 男 女 男 女 男 女
65~69 3.7 7.7 65.2 60.9 31.3 20.6
70~74 8.7 9.8 60.3 61.5 31.0 28.7
75~79 8.1 7.0 65.1 63.4 26.7 29.6
80~84 16.5 10.4 70.6 65.2 12.9 24.3
85歳以上 10.3 15.4 74.4 69.2 15.4 15.4
以上より、BMIが18.5以下の痩せグループは、若い世代ほどの顕著な差は、認められません(本日のDr.BEAUT・ソフィーリッチ「動脈硬化性疾患の予防と治療・・25」で取り上げています)。
65歳以上で、痩せの危険性のある人は、男女共に、10%だと判ります。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・BMI/痩せが危険・・その3」を取り上げています)
(楽天、ミクシイでは、 「素肌美障害とコレステロール・・その4」を取り上げています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・6』を取り上げています)
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