BMI低下と死亡率について、検討します。
BMI=18.5以下と20歳以上の男女と年齢別による分布%を、前回示しました65歳以上と比較するために、まとめて、以下に示します。
BMI=18.5以下(痩せ)の分布%
年 齢 女 性 男 子
20~69 9.8 3.5
40~69 6.1 2.4
65~69 7.7 3.7
70~74 9.8 8.7
75~79 7.0 8.1
80~84 10.4 16.5
85歳以上 15.4 10.3
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以上より、Dr.BEAUT・ソフィーリッチの「動脈硬化性疾患の予防と治療・・25」で紹介しましたように、女性では、15歳から39歳にかけて、BMI=18.5以下の分布が15~20%あり、男性より『痩せ』の分布%が高いことが解ります。
大櫛陽一著『検査値と病気 間違いだらけの診断基準』(太田出版)のp.68に、男女と年齢別のBMIレベルと死亡率の図からの解説です。
人当たりの死者数
60歳代 70歳代 80歳代
女性;
BMI=18.0 以下 およそ千 およそ3千 およそ9千
BMI=18.1~20 およそ7千 およそ1.3千 およそ7千
BMI=22.1~25 およそ0.5千 およそ千 およそ5千
BMI=25.1~30 およそ0.5千 およそ千 およそ5千
男子;
BMI=18.0 以下 およそ3千 およそ7千 およそ16千
BMI=18.1~20 およそ1.3千 およそ2.8千 およそ8.5千
BMI=22.1~25 およそ0.8千 およそ1.2千 およそ4.5千
BMI=25.1~30 およそ0.8千 およそ千 およそ4.6千
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男女共に、BMIが20以下で死亡率が高く、BMIが、我が国の肥満に属する25以上となっても、死亡率の増加は無いと判ります。
女性では、更年期以後の高コレステロール血症が続くことが長寿と関連している可能性があり、70代になると急速な低コレステロールの進む男性では、BMI低下による死亡率が増加すると考えられます。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・BMI/痩せが危険・・その4」を取り上げています)
(楽天、ミクシイでは、「素肌美障害とコレステロール・・その5」を取り上げています)
(はてな日記では、『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・7』を取り上げています)
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