高齢化と血中コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値、及び、BMIのまとめ・・その6
・・・LDL-コレステロールと性別、年齢別基準値
前回に続いて、大櫛グループの奥山治美、田中裕幸、山門實らによる「コレステロール治療ガイドライン 2006年」からの紹介です。
今回は、血中LDL-コレステロール値の性別、年齢別の基準値の提言です。
・ LDL-コレステロールの低値; 「男女とも、コレステロール値は、180mg/dl以下にしないこと」と提言されていましたように、次のような提示となっています。
低値は、その下限値を、男女別、年齢別とは無関係に、「男女とも、100mg/dl以下にしないこと」と示されています。
・ LDL-コレステロールの高値; 男女別、年齢別に、以下の如くに示されています。
LDL-コレステロール値(mg/dl)
年齢 男性 女性
20~24 >140 >140
25~29 >150 >149
30~34 >160 >157
35~39 >170 >166
40~44 >180 >174
45~49 >180 >183
50歳以上 >180 >190
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日本動脈硬化学会による「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」の定めるLDL-コレステロール値は、「脂質異常症」の診断基準として、高LDLコレステロール血症と診断される、LDLーコレステロール値は、≧140mg/dlとなっています。
加えて、男女別、年齢別は、考慮されて、示されてはいません。
Dr.BEAUT・ソフィーリッチで「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」(協和企画)に取り上げられている臨床試験成績を紹介していますが、スタチン系のコレステロール低下薬投与によって、心血管死亡の低下に有効性が認められないことから、大櫛グループの診断基準の提言を、十分、考慮することが必要だと思います。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、 「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬治療と心血管死亡」です)
(楽天、ミクシイでは、 「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン」です)
(はてな日記では、 『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・11』です)
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