高齢化と血中コレステロール値、LDL-コレステロール値、HDL-コレステロール値、及び、BMIのまとめ・・その7
・・・糖尿病患者と適正コレステロール値、及び、LDL-コレステロール値
今回も、大櫛グループの提言する「コレステロール治療ガイドライン 2006年」からの紹介です。
糖尿病患者での血中総コレステロール値、及び、LDL-コレステロール値の管理基準値の提言です。
・ 提言の適正基準は、40歳以上の被験者数に占める死亡者数調査に基づいたものとあります。
現在のところ、日本人の40歳未満の糖尿病患者に対する調査結果は無いとのことです。
・ 女性では、HDL-コレステロール値が、45mg/dl未満や高血圧が認められるときは、メタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)の可能性があるとのことから、運動、食事によるHDLーコレステロール値と血圧改善を優先するようにとあります。
・ 喫煙者は、まず、禁煙努力を!!
・ コレステロール低下薬の服用は、生活習慣の改善を1年間実施後に適正範囲に多志無い場合に検討とあります。
・ 血中総コレステロール値; 男女別、喫煙の有無別・・・
総コレステロール値(mg/dl)
男性 女性
非喫煙者 180~260 180~280
喫煙者 180~235 180~280
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・ LDL-コレステロール値; 男女別、喫煙の有無別
LDL-コレステロール値(mg/dl)
男性 女性
非喫煙者 100~180 100~190
喫煙者 100~160 100~190
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・ 男女共に、既に、取り上げましたように、低リスク群での基準と同様に、糖尿病患者にあっても、コレステロール値は、180mg/dl以下にしないこと、及び、LDL-コレステロール値は、100mg/dl以下にしないことの基準はあると判ります。
つまり、糖尿病患者にあっても、低コレステロールや低LDL-コレステロールは、死亡率を高めるとの判定が成されているのです。
「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」では、そのリスク基準から判断して、少なくとも、LDL-コレステロール値が、140mg/dl以下と定められている基準値とは、大きな開きがあると判ります。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・スタチン系コレステロール低下薬治療と心血管死亡」です)
(楽天、ミクシイでは、「素肌美障害とコレステロール代謝・・ステロイドホルモン・・その2」です)
(はてな日記では、 『オタピー茶の湯; 日常茶飯の「こころ」・・11』です)
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