オタピー茶の湯がキーワードとする「ハイカルチャーとPOP-Kitschーサブカルチャーとの界を紛らかす」にあたって、次のような基本思考があります。
「志」、「創意」、「俯瞰」を基本として、「負の思想」、「マイナス思考」をします。
「負の思想」、「マイナス思考」は、日常茶飯にあって、表に現れた表面的なことに囚われることなく、その背景にある普遍性に通じた物事を大切にするのです。
「負の思考」、「マイナス思考」は、赤瀬川原平の「芸術原論」、「千利休 無言の前衛」に、「普遍性」思考は、谷川徹三の「日本人のこころ」にあります。
「俯瞰」的な見方、思考は、日本の伝統思考だと思います。
平安末期から鎌倉期にかけての絵巻物から俯瞰図を基本とします。
同時代に始まるマンガ、アニメの元祖・鳥獣戯画では俯瞰的というよりは、「負の思想」で描かれ、必要最小限の運筆線描となっています。
つまりは、既成概念に囚われることなく、普遍性に通じた創意と志を高く持って日常茶飯を過ごし、俯瞰的な客観化視点を忘れず、自己反省も忘れないのです。
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